Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

札沼線各駅停車の旅 (2) 「桑園・八軒・新川・新琴似・太平・百合が原」

札幌発北海道医療大学行きの 595M は、定刻の 16:20 に札幌を発車しました。3 分ほどで次の桑園(そうえん)に到着です。 桑園駅(S02) 桑園駅の前身は 1913 年に開業した仮乗降場「競馬場前」で、札幌競馬が開催されている時だけ客扱いをしていたのだそう…

札沼線各駅停車の旅 (1) 「札沼線の数奇な歴史」

札沼線は、札幌(厳密にはお隣の桑園が起点ですが)から新十津川までを結ぶ JR 北海道の鉄道路線です。最近は「学園都市線」という名前が全面的に使われているため、「札沼線」という名前は忘れ去られつつありますが、もともとは「札幌」と「石狩沼田」の間…

札沼線と急行「はまなす」の旅 (6) 「そして札幌に到着」

札幌行きの特急「スーパー北斗 7 号」は、伊達紋別駅に到着しました。…… 5 分ほど遅れているような気もしますが、まぁ、気にしません(汗)。 それはそうと、「ようこそ 北の湘南」というのはどういう意味なんでしょうね。確かに道内の中では湘南っぽい感じ…

札沼線と急行「はまなす」の旅 (5) 「かにめし!」

札幌行きの「スーパー北斗 7 号」は長万部駅に到着しました。ホームでは何やら絶賛工事中のようですね。 ここもいつかは北海道新幹線の駅ができるのでしょうね。昔の名残で敷地が広いので用地取得は比較的楽そうですが、駅の南北に建物が密集しているので、…

アイヌ語地名の傾向と対策 (328) 「ルスナイ・ヒトツ・ツケナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ルスナイ rus-un-nay獣皮・ある・沢 (典拠あり、類型あり) 換気扇と言えば、屋内の空気と屋外の空気を強制的に入れ替えてしまうため…

アイヌ語地名の傾向と対策 (327) 「荻伏・姉茶・野深」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 荻伏(おぎふし) o-ni-us-iそこに・木・ある・ところo-ni-us-i川尻に・木・多くある・もの (典拠あり、類型あり) 日高本線の絵笛駅…

札沼線と急行「はまなす」の旅 (4) 「藤城線」

では、いざ「北の大地」へ! ……いや、既に「北の大地」に来ているような気もしなくもないけど。 藤城線! 函館を出発してから十数分で、車窓に高架の線路が見えてきました。北海道新幹線、ですよね? そして、新幹線の高架よりも遥かに手前に、もう一つ線路…

札沼線と急行「はまなす」の旅 (3) 「スーパー北斗 7 号で」

函館駅 12:29 発の「スーパー北斗 7 号」で札幌に向かいます。 「そのうち無くなる」とわかっていると、つい色々とカメラに収めてしまいますね。 「北斗星」カラーの DD51 の姿も。あ、これは事実上の「はまなす」カラーでもありましたね。 とりあえず函新を…

札沼線と急行「はまなす」の旅 (2) 「0K219m00」

函館駅に到着して、真っ先に向かったのが「みどりの窓口」でした。実は、帰りの「はまなす」の指定券が確保できていなかったのですね。これは昨年 6 月の話ですが、当時すでに「はまなす」の指定席はなかなか確保できない状態になっていました。当日になると…

札沼線と急行「はまなす」の旅 (1) 「ある晴れた夏の日のこと」

えー……。冬の北海道の旅 2015をちまちまと連載中なのですが、祝・北海道新幹線開業!ということでちょいと経路の……じゃなくて毛色の違った記事をお届けします。ドゾヨロシク。 まずは大阪空港へ ある晴れた夏の日のこと(この書き出しは何度目だ)。いつもの…

「日本奥地紀行」を読む (55) 日光~小百 (1878/6/24)

今日からは、1878/6/24 付けの「第十一信」(本来は「第十四信」となる)を見ていきます。ついに本格的な「奥地紀行」が始まります。 安楽な生活去る 第十一信は実に印象的な書き出しで始まりました。 伊藤に知らせてくれた人の言う通りだった。安楽な生活は…

アイヌ語地名の傾向と対策 (326) 「向別・井寒台・絵笛」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 向別(むこうべつ) mo-kot-pet?静かな・窪地・川 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 浦河町中心部から少し北に行ったところの…

アイヌ語地名の傾向と対策 (325) 「乳呑・ウロコベツ川・浦河」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 乳呑(ちのみ) chi-nomi(-sir)我ら・祈る(・山) (典拠あり、類型多数) 浦河町中心部のやや東寄りを流れる川の名前で、住所として…

冬の北海道の旅 (50) 「網走市に見るロードヒーティングの実際」

網走市の中心部にやってきました。ここはどちらかと言えば昔からの市街地で、やや海寄りのところですね。道の駅のすぐ手前のところです。 網走市に見るロードヒーティングの実際 道の駅はあいにく駐車場が一杯だったので、ちょいと山手のほうに行ってみるこ…

冬の北海道の旅 (49) 「最寄の貝塚まで 0.6 km」

能取岬で流氷見物を済ませて、車に戻ってきました。イマイチ信用ならない外気温センサーによると、外は -4 ℃とのこと。まぁ……ふつーに寒いですね。フロントガラスの内側も曇ってしまったので、慌ててくもり取りモードでエアコンをぶん回しているところです。…

冬の北海道の旅 (48) 「流氷!」

能取岬の駐車場にやってきました。歩道のところにバス停のようなものが 4 つほど並んでいるのですが、あれは何なんでしょう……? 実はこちら、能取岬でロケをした映画の記念碑でした。いずれも 21 世紀に入ってからの作品なのですが、左から「ケンタとジュン…

冬の北海道の旅 (47) 「網走国定公園『能取岬』」

タクシーの後ろにぴったりとつけながら、雪道を能取岬に向かいます。 このあたりは随分としっかりと除雪されていて、路面のアスファルトがかなり見えていますね。後でわかったのですが、実はこの時もリアルタイムで除雪作業が行われていたのでした。 駐車場…

冬の北海道の旅 (46) 「白く光る海」

網走市二ッ岩というところにやってきました。左折すればイバラギならぬ「バイラギ」というところに行けるみたいです。 網走市内から能取岬に向かうこの道路は「網走公園線」と言うのですね。道路情報「 開 通 」はありがたい限りです。 青い空と雪景色 二ッ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (324) 「白泉・幌島・月寒」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 札幌市豊平区の「月寒」については、アイヌ語地名の傾向と対策 (116) 「輪厚・厚別・月寒」をご覧ください。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 白泉(しろいずみ) sir-…

アイヌ語地名の傾向と対策 (323) 「杵臼・鵜苫・幌別」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 杵臼(きねうす) kina(-toye)-us-i?草(・刈る)・いつもする・ところ (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 日高幌別川の東側、…

冬の北海道の旅 (45) 「網走到着!」

網走市呼人(よびと)にやってきました。右折して天都山方面に向かった先には「北海道立北方民族博物館」がありますが、今回はちょいとパスということで。 引き続き国道 39 号を網走市中心部に向かって進んでいると、広域情報案内板には「(334) 知 床 峠 冬 …

冬の北海道の旅 (44) 「大空町の白い空」

美幌 IC を過ぎると、国道 39 号はほぼ一直線に北北東に向かいます。「大空町女満別」はかつての女満別町ですが、今は東藻琴村と合併して「大空町」になりました。びみょうに道路がカーブしているのが気になりますが、これは網走川の河川改良を行う時に、堤…

冬の北海道の旅 (43) 「看板の裏側(美幌町編)」

美幌町の「仲町2」交叉点にやってきました。国道 39 号はここを左折して、その後 135 度ほど左にカーブして美幌 IC に向かいます。事実上の U ターンですね。 ちなみにこのまま直進すると国道 240 号で津別に向かいますが、この時は左折して網走に向かったの…

冬の北海道の旅 (42) 「ご覧のスポンサーの提供でお送りs(ry」

長かった北見市を抜けて、美幌町に入ります。……入るのはいいのですが、警告標識が埋もれかけていますね(汗)。 北見市と美幌町の境のところには、道内の要所要所で見かけるこの看板が。 美幌バイパスも絶賛通行可 名称不詳の緩やかな峠を越えると、国道 39 …

冬の北海道の旅 (41) 「地吹雪!」

セイコマで軽く昼ごはんを食べて……あ、そう言えば 2 年ほど前に北見に来たとき(北見道路を走った時です)も、コンビニで昼ごはんを済ませたんでしたね。もっと飲食店のレパートリーを開拓しないといけませんね……。えー、というわけで(どういう訳だ)国道 3…

アイヌ語地名の傾向と対策 (322) 「西舎・オロマップ川・トメナ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 西舎(にしちゃ) kim-un-chasi?山のほう・そこにある・砦 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 浦河町東部の地名です。ケバウ川…

アイヌ語地名の傾向と対策 (321) 「ルテンベツ川・オバケ川・ケバウ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ルテンベツ川 {ru-chis}-an-pet?{峠}・ある・川 (典拠あり、類型あり) 浦河町を流れる日高幌別川の西支流の名前です。ルテンベツ川…

冬の北海道の旅 (40) 「天晴な汚れっぷり」

道道 50 号「北見置戸線」は、北見道路の北見北上 IC(「北」が多いな)の近くの交叉点で道道 27 号「北見津別線」と合流します。ではここで問題です。本日ここまでで「北」の文字はいくつ出てきたでしょうか? 北見市内の道道も除雪はしっかりとなされてい…

冬の北海道の旅 (39) 「この構図はいつか見た構図」

道道 143 号「北見白糠線」で訓子府に向かいます。 前方に、何やら白い壁のような、あるいは屋根のようなものが見えてきました。堤防のようにも見えますが、実はこれが「十勝オホーツク自動車道・訓子府 IC」のランプウェイなのだとか。この時は工事中だった…

冬の北海道の旅 (38) 「道内基準の急カーブ」

陸別町小利別から、道道 143 号「北見白糠線」を通って訓子府に向かいます。「美園峠」という緩やかな峠を抜けると、ここからは訓子府町です。 「下り坂・急カーブ」「この先 10 km 区間」という警告板がありました。まるで日光の「いろは坂」のようなつづら…