Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (131)「元江別、実は今でも元江別」

道道 128 号「札幌北広島環状線」で北広島に向かいます。道央道・江別西 IC に向かう道道 110 号「江別インター線」と合流して、ここからしばらくは道道 110 号を走ることになります。 道内では「元○○」という地名を良く見かけます。場所請負制度における「…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (130)「新石狩大橋」

見るからに「高規格道路です!」という雰囲気がプンプンする国道 337 号には目もくれず、そのまま直進して江別市に入ります。 当別町の東隣に「新篠津村」があります。ちなみにこの新篠津村、国道も高速道路も鉄道も通っていない、道内でも珍しい自治体のひ…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (129)「馬肉のジンギスカン」

石狩当別駅の南側を東西に伸びる「中央通」にやってきました。前方の交叉点で駅前通りと交叉します。 ちなみに結構な逆光でして、補正しないとこんな感じです。まぁ何が映っているかは十分わかるレベルではありますが……。 駅前通り 石狩当別駅の駅前通りにや…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (128)「小学校の前の押ボタン信号」

道道 28 号「当別浜益港線」を南に向かいます。左側に駐車場が見えてきました。 どうやら、ここが「当別ダム」のようですね。「道民の森」には負けるかもしれませんが、立派な標石も用意されています。 車を停めてダム周辺を散策……しても良かったのですが、…

アイヌ語地名の傾向と対策 (673) 「ペンケビラ・辰子丑・コクネップ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 ペンケビラ penke-pira川上側の・崖 (典拠あり、類型あり) 天塩町雄信内から国…

アイヌ語地名の傾向と対策 (672) 「産士・雄信内・男能富」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 産士(うぶし) hup-us-iトド松・多くある・もの(川) (典拠あり、類型あり) …

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (127)「季節のない街に生まれ」

「当別ふくろう湖」沿いの道道 28 号「当別浜益港線」を南に向かいます。前方に「川崎橋」という名前の橋が見えてきました。 ちなみにこの「川崎橋」、2014 年に撮影されたストリートビューでは…… 標識があらぬ方を向いていましたが、一年後には直っていた、…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (126)「釣られて停まってあじゃじゃじゃ」

当別ダムによって形成された「当別ふくろう湖」沿いをドライブしていたのですが、ちょっと車を停めて周辺を眺めてみることにしました(昨日も記しましたが、路駐ですいません)。 ちなみにこちらの橋は「いずみのさわはし」という名前のようです。「泉沢橋」…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (125)「路傍のサプライズゲスト(再)」

「道民の森 月形地区」と「一番川地区」へのアクセス道路でもある「広域基幹林道 青月線」の起点(だと思う)まで戻ってきました。左折するとこの日二度目の道道 28 号「当別浜益港線」です。 ここから 21 km ほど先に「道民の森 月形地区」があるようです(…

「日本奥地紀行」を読む (94) 沼(関川村)~黒川(小国町) (1878/7/11)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在しますが、今日は引き続き、「普及版」をベースに 1878/7/12 付けの「第十七信」(初版では「第二十二信」)を…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (124)「道民の森 一番川地区(再)」

「道民の森 月形地区」の「案内所・陶芸館」で U ターンして、入口の交叉点に戻ってきました。 左折すると「月形・札幌」方面で、右折すると「一番川地区」に戻ることができるようです。月形に戻るのも相当遠回りを強いられることがわかっていたので、右折す…

アイヌ語地名の傾向と対策 (671) 「マサロベツ川・サラキタナイ川・トーウツナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 マサロベツ川 masar-pet?浜の草原・川 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) …

アイヌ語地名の傾向と対策 (670) 「ヌプリケシオマップ川・ヌプリパオマナイ川・アイヤムナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 ヌプリケシオマップ川 nupuri-kes-oma-p山・しものはずれ・そこに入る・もの(川…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (123)「道民の森 月形地区」

道道 11 号「月形厚田線」を南東に向かっていましたが、月形町知来乙で須部都川(すべつ──)を渡って、今度は川の北側を北西に向かいます。要は川を渡るためだけに 8~9 km ほど遠回りをした、ということになるのですが……。 道路の右側に幟旗が立っているの…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (122)「路傍のサプライズゲスト」

道道 28 号「当別浜益港線」を南下して当別に向かいます。この先の交叉点を右折すると、石狩市厚田区に出るようです。「○○区」と言われると政令指定都市っぽいですが、「厚田区」は「地域自治区」とのこと。 直進してそのまま南に向かうのですが、ここからし…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (121)「道民の森 一番川地区 (2)」

道道 28 号「当別浜益港線」を南下していて、ふらっと立ち寄ってみた「道民の森」ですが、最も北にある「神居尻地区」そしてハーブティーが振る舞われるという「牧場南地区」に続いて、北から数えて三ヶ所目(だと思う)となる「一番川地区」に向かっていま…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (120)「道民の森 一番川地区 (1)」

道道 28 号「当別浜益港線」を南に向かいます。果たして「道民の森」はあと何箇所あるのかが気になるところですが…… 「西野沢川」を渡った少し先で交通遮断ゲートを通過します。このあたりは牧場のようで、冬場も除雪が入るのかもしれません(あくまで想像で…

「日本奥地紀行」を読む (93) 沼(関川村) (1878/7/10)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在しますが、今日は引き続き、「普及版」をベースに「第二十二信」を読み進めます。 陸の孤島 イザベラ一行は、現…

アイヌ語地名の傾向と対策 (669) 「ウヘンベツ川・風烈川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 ウヘンベツ川 upen-pet??若い・川 (?? = 典拠なし、類型あり) 道道 688 号「名…

アイヌ語地名の傾向と対策 (668) 「パンケホロベツ川・ペンケホロベツ川・オモシルシベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 パンケホロベツ川 panke-poro-pet川下側の・大きな・川 (典拠あり、類型多数) …

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (119)「道民の森 牧場南地区」

道道 28 号「当別浜益港線」を南に向かっていて、突然視界にこんな看板が飛び込んで来ました。 山の中で、突然「ハーブティーどうぞ」と言われたならば、ちょっとどんなものか確かめたくなるのが人情というものですよね。 ということで「ハーブティーどうぞ…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (118)「青山ダム・探訪」

道道 28 号「当別浜益港線」は、当別川の「青山ダム」の近くを、緩やかなカーブを描く二本の橋でバイパスしています。北側の橋(右カーブ)が「昇龍橋」で、南側の橋(左カーブ)が「鶺鴒橋」という名前でした。ちなみに「鶺鴒橋」は「セキレイ──」と読むよ…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (117)「鶺鴒橋(セキレイ──)」

「道民の森 神居尻地区」の「第 1 駐車場」を出発して、道道 28 号「当別浜益港線」に戻ることにしましょう(他に道があれば良いのですが、戻るしか無いわけでして……)。 というわけで、ぴゃーっと道道 28 号まで戻ってきました。左折して当別の市街地に向か…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (116)「道民の森 神居尻地区」

「道民の森 神居尻地区」の「案内所」にやってきました。随分と立派な佇まいですね。 建物の横には「神居尻地区案内板」がありました。「道民の森」の案内板ではなく、あくまで「神居尻地区」の案内板です。 「道民の森 森の観察会集合場所」とあります。夏…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (115)「ペット禁止」

道道 28 号「当別浜益港線」を左折して、「道民の森 神居尻地区」に向かいます。一見、何の変哲もない道路に見えますが…… 積雪時に路肩の位置を知らせる「赤い矢印」が、フクロウ?のイラスト入りだったりします。 ほかにも見慣れない標識がありました。たと…

アイヌ語地名の傾向と対策 (667) 「トマタウシュナイ川・クマウシュナイ川・ルベシ」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 トマタウシュナイ川 toma-ta-us-nayエゾエンゴサクの塊茎・掘る・いつもする・川 …

アイヌ語地名の傾向と対策 (666) 「歌越・サラポオマナイ川・モオタコシベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 歌越(うたこし) ota-kus-pet?砂浜・通行する・川o-tapkop-us-pet?河口・円丘・…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (114)「古民家カフェ」

国道 451 号の唯一のトンネルである「青山トンネル」を通り抜けると…… 当別町に入ります。現在の「青山トンネル」は二代目で、1967 年に完成したとのこと。「二代目の青山トンネル」と言われると近鉄大阪線の「新青山トンネル」を思い出させますが、「新青山…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (113)「十津川村と新十津川町」

新十津川町の国道 451 号を西に向かいます。雲の合間に僅かに青空が見えると言った感じの天気になってきました。 この国道 451 号、割と古くからある道路ですが、道内の他の国道と比べると路面の状態はあまり良いとは言えません。 新十津川町吉野 徳富川(と…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (112)「学園(新十津川町)をゆく」

国道 275 号の「尾白利加橋」で「尾白利加川」を渡って、新十津川町に入りました。 新十津川は、もともとは「徳富」で「とっぷ」と読ませる地名でしたが、奈良県十津川村からの入植者が多かったこともあり、1902 年に「新十津川村」が発足し、1957 年に「新…