何時になくスピード感のある展開で、五日目にして早くも夕食編に辿り着きました。
ということで、まずはいつものチケットからです。スイート(とジュニアスイート)にはグリルでの食事がついてくるのですが、乗船直後に案内所でカードキーを受け取る時に、一緒にこのチケットも受け取ります。チケットには予め時間が記されているので、時間に合わせてグリルに行けばテーブルが用意されているという寸法です。
昨日の記事でも記しましたが、スイート以外のグレードでも、グリルでの昼食・夕食を事前に予約することができます。その場合も乗船後に案内所で時間が記されたチケットを受け取る……という流れだったような気がします(ちと記憶が曖昧)。
ちなみに、チケットは入場時に係の人に預けて、食後に押印されたものを返してもらいます(朝食と昼食の場合)。ですので、食事を終えたら必ずチケットを受け取ってから退出するようにしましょう(タイミングによっては、係の人が厨房に戻っている場合がありますので、その場合は焦らず 2~3 分待ちましょう)。
あ、そうそう。グリルにもオプションドリンクの設定があります(滅多に頼まないので存在を忘れ気味……)。アルコールやコーヒーなどを追加することができますが、その場合は食後に現金で精算することになります。朝食と昼食の場合にツケが利いたかどうかは覚えていません(以前は確か大丈夫だったような気がするのですが……)。
船内屈指の(ry
この日の夕食は 18:30 からとのことで、時間通りにグリルに向かいます。グリルは完全予約制なので、予定していた客が入場した時点で入り口のドアは一旦閉められます。というのも、たまにレストラン(こちらは入場自由)と間違えて入ってくる人がいるんですよね。
新型「すずらん」のグリルは、「はまなす」とは違って左舷側に位置しています。「はまなす」のグリルは右舷側で、しかも廊下の内側に位置していたので外の景色を楽しむことができなかったのですが、新型「すずらん」のグリルはオーシャンビューになりました。もっとも、夕食は日没後なのでオーシャンビューの恩恵は殆ど無かったりするんですけどね。
秋限定『紀行 秋薫る会席』
閑話休題、本題に戻ります。この日の南航の夕食は「秋限定『紀行 秋薫る会席』」と題された和食メニューでした。ん、そういや朝・昼・晩の三食ともお箸でしたね。確かにナイフとフォークよりも箸のほうが上手に使える人が多そうですが……。
前菜・酢物
まずは「前菜」と「酢物」が出てきました。お品書きには「赤魚鮟肝和え 針葱」と「りんご霙(みぞれ)和え(りんご釜・かに棒肉 くらげ、しめじ、生菊、紅蓼」とありますが……エビのインパクトが抜群ですね(笑)。
造里
続いてお造り(造里)の登場です(「鱈の昆布〆」と「ボタン海老」)。やっぱ海の幸と言ったら刺身は外せないですよね。
焼物・揚物
お造りに続いて「焼物」と「揚物」が出てきました。お品書きには「秋野菜と秋刀魚包み照り焼き 矢中生姜 菊蕪良」と「天ぷら(きのこ三種・エリンギ、舞茸、シメジ)原塩 レモン 青唐 紅葉麩」とあります。
食事
そして追い打ちをかけるが如く、「イクラごはん」と「ナメコ汁」が出てきました。いやー、見事なバランス感覚と言いますか、つまみ食い感覚でいろんなものを味わえるのは素晴らしいですね。
コース料理だと一品食べ終えてから次の品が出てくるまでに妙な間が生じることがありますが、この日はちょうど一品食べ終えた頃に次の品が出てくるという、タイミングも申し分ないものでした。
デザート
デザートは「季節のフルーツ」とのことですが、マスカットの緑色と皿の色が見事にマッチしていますね。緑茶の色合いとも良く合ってます。
大変おいしゅうございました(まる)
秋の道南・奥尻の旅 (終) 「おうちに帰るまでが遠足です」に続きます……
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