Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

道東の旅 2011/春 (195) 「乗船完了!」

今年も残すところ(ry 乗船開始! 苫小牧東フェリーターミナルを一通り見物したあと、車に戻って Blog の記事などを書きながらずーっと待っていたのですが、2 時間ほど経って、ようやく乗船が始まりました。 とは言っても、まだトレーラーの搬出が完全に終…

アイヌ語地名の傾向と対策 (102) 「庶路・刺牛・白糠」

今年も残すところあと(ry 庶路(しょろ) so-oro?滝・の所 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 白糠町東部の地名です。確かにアイヌ語っぽい地名ではありますが、意味がわからないですね。ということで、山田秀三さんの「北海道の地名」を見てみまし…

アイヌ語地名の傾向と対策 (101) 「幣舞・大楽毛・恋問」

今年も残すところあと二日と少しとなりましたが、当 Blog は年末進行も何のその、相変わらずいつも通りの内容をお送りします。 幣舞(ぬさまい) nusa-oma-i祭壇・そこにある・所 (典拠あり、類型あり) 釧路川にかかる「幣舞橋」が有名ですね。今回は久し…

道東の旅 2011/春 (194) 「苫小牧東フェリーターミナルへ」

ごちそうさまでした! 夜も更けてきました。いとやさんとは「仁世宇園」で現地解散して(ごちそうさまでした!)、ここからは「苫小牧東フェリーターミナル」を目指します。 この写真を見て「ははーん、あのあたりだな!」と思った方は割と通な方ですね。あ…

道東の旅 2011/春 (193) 「絶品ヤマメの『仁世宇園』へ」

平取町某所へ さてさて。二風谷から国道 237 号線を遡ること少々で…… はい。平取町某所にやってまいりました。 熱烈歓迎? とりあえず、ビニールハウスの前に車を停めて……。おっと誰か来たようだ。 わざわざのお出迎え、誠におそれ入ります。そう、この日は…

道東の旅 2011/春 (192) 「とりあえず二風谷」

とりあえず二風谷 平取本町を離れて、向かった先は…… はい。ご存じ「二風谷」です。この交差点を右(山手)に行けば萱野さんの博物館があるのですが…… 今回は左へ。たくさんのチセ(復元家屋)が並んでいます。 「二風谷工芸館」へ というわけで、「平取町立…

道東の旅 2011/春 (191) 「静かな散策、終了」

小川を渡る小径 学校林の遊歩道を散歩していると、また、別の小川が見えてきました。 遊歩道はこの小川も越えているのですが、先ほどのような立派な橋ではなく、土手に土管を通しただけの単純な構造のものです。 この「橋」の上から上流を眺めてみると…… 「…

道東の旅 2011/春 (190) 「静かな散策は続く」

カンボクは「灌木」に非ず 北海道は沙流郡平取町、平取本町の「学校林」を散策したときの話です。 何やら、また案内板がありますね。拡大してみましょう。 ふむふむ。「灌木」ならぬ「カンボク」ですか。漢字だと「肝木」となるそうです。 人工の川か、自然…

アイヌ語地名の傾向と対策 (100) 「又飯時・春採・釧路」

記念すべき!?「100 回目」なのですが、その割には特に趣向を凝らしたりすることも無く、相変わらず淡々と行きます……。 又飯時(またいとき) mata-etok??冬・水源地 (?? = 典拠あるが疑問点あり、類型未確認) 地嵐別のお隣の集落の名前です。又めしどき……

アイヌ語地名の傾向と対策 (99) 「昆布森・宿徳内・地嵐別」

みんな大好き「釧路町のアイヌ語地名」ですが、ようやくゴールが見えてきました! 昆布森(こんぶもり) kompu-moy昆布・入江 (典拠あり、類型あり) 来止臥から少し西に行ったところにある、チョロベツ川の河口部に広がる集落の名前です。このあたりでは割…

道東の旅 2011/春 (189) 「それは "Innuendo"」

春を待つ 平取本町にある「保安林」を散策しています。まだ、ようやく春が訪れようかとする季節なので、森の木々も寒々とした姿のままですね。 ちなみに、この木は…… 「イヌエンジュ」と言うそうです。フレディ・マーキュリーを彷彿をさせますね(違)。 仁…

道東の旅 2011/春 (188) 「慎ましく咲き誇る」

電波に誘われて さて。びらとり和牛の店「くろべこ」でお昼をいただいた後、次なる目的地に向かいます。こちらです。 はい。「平 取 本 町」の文字が光ります。これは NTT ドコモさんの基地局か何かだと思うのですが、何を目当てにこんなところに来たかと言…

道東の旅 2011/春 (187) 「紫雲古津のあのお店」

北東から南西へ 「振内鉄道記念館」の野外展示?を後にして…… 国道 237 号線を、南西へ向かいます。 平取と言えば、やっぱり「二風谷」なんですが…… あっさりと通過して、先へ先へと急ぎます。相変わらず大型車が多いですね……。 紫雲古津のあのお店 平取本町…

道東の旅 2011/春 (186) 「D51 は D51 では無い」

曰くありげな「D51-23」 「振内鉄道記念館」の屋外に展示?されている「D51-23」についての話題です。 はい。ご覧の通り、結構サビが広がっていて、少々残念な状態なのですが……。 「D5123」の写真 さて、Wikipedia を見ていると、ちょうどありがたいことに「…

道東の旅 2011/春 (185) 「平取にあった 4 つの駅」

屋外展示見学記 えー、というわけで北海道は沙流郡平取町振内町にある「振内鉄道記念館」の話題を続けます。いや、「──記念館」の中には入れなかったので(休館日?でした)、屋外の展示?を見て回っただけなんですが。 旧客と駅名標 まず目に飛び込んできた…

アイヌ語地名の傾向と対策 (98) 「浦雲泊・十町瀬・来止臥」

みんな大好き「釧路町のアイヌ語地名」は、まだまだ続くよ! 浦雲泊(ぽんどまり) pon-tomari小さな・泊地 (典拠あり、類型あり) 読めない……ですよね? 跡永賀の西隣の地名です。今回も山田秀三さんの「北海道の地名」から。 跡永賀のすぐ西の海岸部落。…

アイヌ語地名の傾向と対策 (97) 「初無敵・冬窓床・跡永賀」

みんな大好き「釧路町のアイヌ語地名」第 4 弾です! 初無敵(そむてき) to-un-tek??沼・そこにある・のようである (?? = 典拠あるが疑問点あり、類型未確認) 入境学の少し西に位置する海岸部の地名……でいいのでしょうか。国土地理院の地形図を見た限りで…

道東の旅 2011/春 (184) 「振内鉄道記念館へ」

ハンドルを右に! 「2CV をお持ち帰りする」という所与の目的は達したのですが、次なるアポイントメント(実はあったんです)には、まだ少々時間があります。ということで…… とりあえず平取本町を目指す……前に!(またか) 右に曲がりましょう。インド人を右…

道東の旅 2011/春 (183) 「『山の駅』にてシトロエン 2CV 絶賛発売中でした」

豊糠への道は遠く 平取町振内町まで、あと数 km の地点にやってきました。左に曲がると豊糠に行けるのですが、今回は(今回も)スルーで。 対向車に触れない橋? 程なく、噂の(?)「振内橋」に到着です。 前方の大型トラックがセンターラインを跨いでいる…

道東の旅 2011/春 (182) 「岩知志=『六つの・ぼんのくぼ』?」

とりあえず平取へ 国道 274 号との交差点で信号を待っていたのですが、ようやく青になりました。さぁ、直進です。 ここから日高町の門別本町までは 64 km、平取(本町)までは 48 km です。 そして、やはりと言うべきか、トラックが集団を先導していますね………

道東の旅 2011/春 (181) 「看板と視線移動」

ふれないまち 占冠からは、国道 237 号をずーっとまっすぐ走って行って、平取町の振内町を目指します。もともとの地名も駅名も「振内」なんですが、なぜか地図には「振内町」と書いてあるんですよね。ま、細かい話は置いといて……。 占冠は三方を山に囲まれた…

道東の旅 2011/春 (180) 「占冠 IC、終点です」

これは何だろ 道東道をトマムから占冠に向かいます。4 つほど続けてトンネルを抜けてから、3 km ほど走ったところで…… おや、一体これは何でしょう。本線からは立ち入ることができないように封鎖されているので、チェーン脱着所かな? と思ったのですが……。 …

アイヌ語地名の傾向と対策 (96) 「分遣瀬・賤夫向・入境学」

みんな大好き「釧路町のアイヌ語地名」第 3 弾! 分遣瀬(わかちゃらせ) wakka-charse水・チャラチャラと滑り落ちる (典拠あり、類型あり) アイヌ語の charse は、「(水が)チャラチャラと滑り落ちる」様を意味する単語で、一種のオノマトペと考えられま…

アイヌ語地名の傾向と対策 (95) 「去来牛・知方学・老者舞」

みんな大好き「釧路町のアイヌ語地名」第 2 弾です。 去来牛(さるきうし) sarki-us-i芦・多くある・所 (典拠あり、類型あり) 尻羽岬の西、太平洋に面した集落の地名です。このあたりは断崖絶壁の地が多く、陸から海に出ることができる所にはもれなく集落…

道東の旅 2011/春 (179) 「『静かで平和な川の上流』の消失」

「静かで平和な川の上流」の消失 占冠村に入りました。 思えば、アイヌ語関連の記事を書くようになったきっかけの一つが、ここ「占冠村」だったのを思い出します。「『静かで平和な川の上流』は実在するのか?」という記事で、Wikipedia の「占冠村」の記事…

道東の旅 2011/春 (178) 「道東から道央へ」

本線料金所は廃止されました 帯広から道東道経由で占冠に向かっています。巨大な中央分離帯?に北海道らしさを感じているうちに、十勝清水 IC が近づいてきました。 以前は、十勝清水 IC の千歳寄りに本線料金所があったのですが、道東道がトマムから占冠ま…

道東の旅 2011/春 (177) 「犬に優しいサービスエリア」

おびひろひろおどうのおびひろじゃんくしょん 帯広広尾道の帯広 JCT にやってきました。 件のワンボックスカーに少し近づきましたが、気がつけば、 また、随分と差を付けられてしまいました。ETC レーンは 20 km/h で走らないといけないので、まぁ、当たり前…

道東の旅 2011/春 (176) 「車間距離に見る安全運転の実際」

わぁい追い越し車線 帯広川西 IC で「帯広広尾道」に流入したところ、生憎目の前に安全運転のトラックが。とは言え、ものの 3 分ほどで…… 追い越し車線の登場です。わぁい追い越し車線(← ゲートボール!? 程なく「芽室町」に入ります……がっ! なんですかこ…

道東の旅 2011/春 (175) 「Day 5」

あったであろうか、いやない(反語) はい。というわけでようやく Day 5 の話題です。一応いつも通りにルートマップをお見せしますと…… 帯広から平取経由で苫小牧東 FT(厚真町)に向かうだけという、実にシンプルなルートです。ナビが算出した移動距離は 18…

アイヌ語地名の傾向と対策 (94) 「重蘭窮・仙鳳趾・尻羽岬」

さぁ、皆さんお待ちかねの「釧路町のアイヌ語地名」の時間がやってきました(笑)。 重蘭窮(ちぷらんけうし) chip-ranke-us-i舟・降ろす・いつもする・所 (典拠あり、類型あり) 厚岸湾の西岸で尾幌の南に位置する地名です。地形図を見た感じでは、尾幌から…