Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (131) 「日和トンネル」

増毛町岩老を通過し、引き続き北へと向かいます。「無名橋」なる橋が見えてきましたが、これって素直に「名無しの橋」という理解で良いのでしょうか……? またしても、岬の下を突き抜けるトンネルが見えてきました。 このトンネルは「汐岬トンネル」という名…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (130) 「『武好』は『ブヨシ』?」

細川……あ、いや、増毛町の話題を続けます。「武好覆道」を抜けて 150 m ほど走ると、次の…… 「武好トンネル」です。トンネルということは覆道ではなくトンネルなんですが……(何を言っているのだ) トンネル区間は覆道区間の半分程度しかありません。そう言え…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (129) 「赤岩岬とフレシマ」

というわけで増毛(ましけ)町に入りました。細川たかしがヅラ疑惑を否定したことで知られる増毛町です(もういい)。 この先の交叉点を右折すると「雄冬岬展望台」に行けるとのこと。高台には駐車場とトイレもあり、ちょいと歩いた先に展望台があるみたいで…

アイヌ語地名の傾向と対策 (844) 「落切・イチヒレ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 落切(おちきり) not-chikir??岬・足o-chikiru??そこで・向きを変える (?? = 典…

アイヌ語地名の傾向と対策 (843) 「問牧」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 問牧(といまき) tuyma(-k)-i??遠い(・強勢)・もの (?? = 典拠あるが疑問点あ…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (128) 「『バスユータン場所』は今」

国道 231 号「浜益トンネル」の、二つ目の大きな右カーブに差し掛かりました。ここは「雄冬岬トンネル」と「浜益トンネル」の接合部だと考えられますが、海側(左手前)に向かっていた筈の「雄冬岬トンネル」の旧ルートはきれいに塞がれてしまったように見え…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (127) 「浜益トンネル分岐部の現道閉塞工事」

以前は「ガマタトンネル」という名前だったと思しき「浜益トンネル」に入りました。入ってすぐのところで僅かに右にカーブしています。 少し進んだところで、今度は緩やかに左にカーブするようです。これは岩盤の安定した内陸部を掘り進むためのカーブ……でし…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (126) 「消えた覆道」

国道 231 号で浜益から増毛に向かいます。雄冬岬を越えるこの区間は、険阻な地形をクリアするためにトンネルが沢山ある……という認識です。まずは「二ッ岩トンネル」に入ったのですが…… トンネルの内部は、右に左にうねうねとカーブしている区間もあります。 …

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (125) 「床丹覆道」

浜益区浜益を抜けて、海沿いの国道 231 号を北に向かいます。 上り坂に差し掛かる途中に立派な建物が見えてきたのですが、Google ストリートビューで確認すると喫茶店だったようです。その奥の海沿いには「はまます郷土資料館」なる建物があるとのこと(知り…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (124) 「浜益バス停」

「ENEOS の角」を右折して国道 231 号に入りました。国道 451 号との重複区間ですが、それを伺わせる表示は見当たりません。 浜益川にかかる「浜益橋」には、国道 231 号の夜間通行止めに関する情報が出ていました(2016 年 5 月当時)。夜 9 時から翌朝 7 …

アイヌ語地名の傾向と対策 (842) 「野近志・オキシュナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 野近志(のちかし) not-ika-us-nay?岬・越える・いつもする・川not-ka-us-nay??…

アイヌ語地名の傾向と対策 (841) 「イノコタンポ川・ホロナイポ川・ウスタイベ岬」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 イノコタンポ川 inun-{kotan-po}?漁のために滞在する・{小さな集落} (? = 典拠あ…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (123) 「浜益温泉」

国道 451 号を北北西に向かい、石狩市浜益区(旧・浜益村)に入りました。 当別町と石狩市の境界は、セオリー通り分水嶺に沿っています。そのため、ここから先は下り坂が多くなります。 5 分ほど車を走らせて、浜益区御料地にやってきました。このあたりは谷…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (122) 「青山越えで浜益へ」

新十津川町吉野のすぐ近く(南西側)には、徳富側の支流である「ルークシュベツ川」に「新十津川ダム」が建設されて、そのダム湖は「留久貯水池」と呼ばれています(貯水池の名前に「留まり久しい」とは中々洒落ていますね)。 その「ルークシュベツ川」を越…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (121) 「どこかにあるユートピア」

国道 451 号を西に向かいます。このあたりも開拓地の常で、直線道路が続きます。 集落からは遠ざかっている筈ですが、この先は追い越し禁止・40 km/h 制限になるようです。 いきなり峠道 「ふーん」と思いながら走っていると……うわっ! いきなり(北海道にし…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (120) 「川の向こうの新十津川へ」

国道 451 号でとりあえず新十津川に向かいます。アンダーパス手前の信号が青になったので、発進しましょうか。 JR の西側(JR と石狩川の間)も市街地が広がるものの、建物と建物の間隔にゆとりがあります。郊外型の店舗もいくつかあるようです。 空知中央バ…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (119) 「Day 5 スタート!」

「春の道北・船と車と鉄道で 2016」の Day 4 は滝川市の「三浦華園」に宿泊して……というところまで進んでから半年以上が経過しましたが、皆さん如何お過ごしでしょうか。5 年前の旅の記憶を思い起こしながら、ダラダラと再開です。 一夜の宿を提供いただいた…

アイヌ語地名の傾向と対策 (840) 「エサシウエンナイ川・風宇遠内川・マサラマム川・魚緑内川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 エサシウエンナイ川 wen-nay悪い・川 (典拠あり、類型多数) 枝幸町の市街地の南…

アイヌ語地名の傾向と対策 (839) 「ハンカケ川・ケモマナイ川・モウツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 ハンカケ川 panke-{supun-po}-us-i???川下側・{小さなウグイ}・多くいる・ところ …

阪九フェリー「やまと」1 等洋室乗船記(下船編)

阪九フェリー「やまと」は、予定通りに泉大津港フェリーターミナルに到着しました。ということで、車輌甲板に向かいます。 乗船した時には気づかなかったのですが、こんなところにも扉があったのですね。 いきなり下船! 実はこの扉、泉大津港 FT で乗下船に…

阪九フェリー「やまと」1 等洋室乗船記(沖合の謎のフェリー編)

朝 9 時になりました。下船予定時刻まであと 30 分ということは、そろそろ泉大津の沖合に到着する頃合いですね。 船室の窓(右舷)からも陸地が見えてきました。やはり泉大津のすぐ近くまで来ているようです。 阪九フェリー「やまと」は既に泉大津港の中に入…

阪九フェリー「やまと」1 等洋室乗船記(お詫びと訂正編)

阪九フェリー「やまと」は明石海峡大橋の下を通過して、泉大津に向けて航行を続けていました。 お詫びと訂正 ……と、ここで「お詫びと訂正」です。2021/5/28 付の記事「阪九フェリー「やまと」1 等洋室乗船記(お部屋編)」にて「『1 等洋室』には洗面台の設…

阪九フェリー「やまと」1 等洋室乗船記(明石海峡大橋!編)

船内での朝食を済ませて、部屋でのんびりしていたところ、間もなく明石海峡大橋を通過するとのアナウンスが。よく考えてみると日が昇ってから明石海峡大橋を通過するのは初めてかもしれない……と気がついたので、カメラ片手に 7 甲板後方の「展望デッキ」に向…

阪九フェリー「やまと」1 等洋室乗船記(朝食編)

窓の外には通路があり、その先は海が見えています。新門司を出港した「やまと」は周防灘を航行していましたが…… いつの間にか翌朝の 7 時過ぎになっていました(汗)。右舷に見える船をゆっくりと追い抜きます。 まもなく明石海峡 レストランは既に営業を開…

アイヌ語地名の傾向と対策 (838) 「岡島・オンネシトシスマリコタン川・モシナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 岡島(おかしま) ukaw-suma重畳している・岩 (典拠あり、類型あり) 枝幸町の地…

アイヌ語地名の傾向と対策 (837) 「オタノワカナイ川・オッチャラベツ川・オクヤラセナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 オタノワカナイ川 ota-utka-nay?砂浜・波立つ浅瀬・川 (? = 典拠あるが疑問点あ…

阪九フェリー「やまと」1 等洋室乗船記(小ネタ編)

7 甲板(7F)の浴室前には「阪九フェリーの歴史」とでも言うべきパネル群の展示がありましたが、7 甲板には「浴室」と「展望デッキ」以外に「特等室」がありました。 特等室は全部で 4 室あるとのことで、まるで「新日本海フェリー」の「スイート」のようで…

阪九フェリー「やまと」1 等洋室乗船記(阪九フェリーの歴史編)

以前に「阪九フェリー「いずみ」ロイヤルルーム乗船記(阪九フェリーの歴史編)」という記事を書いたのですが、その時に凄まじく尻切れトンボに終わったことをご記憶の方はいらっしゃいますでしょうか。その節は大変失礼いたしました……ということで、気を取…

阪九フェリー「やまと」1 等洋室乗船記(7 甲板編)

レストランで夕食をいただいたので、船内ウロウロを再開しましょう。ここはレストランの出口ですが…… 昨日の記事でちらっと記したレストラン店内への「持ち込み」についての注意書きがありました。 「持ち込みは一切お断りします」と書いていないので、やは…

阪九フェリー「やまと」1 等洋室乗船記(夕食編)

阪九フェリー「やまと」のレストランは 20:30 に営業を開始します。ということで 20:30 ちょうどに 6 甲板(6F)後方にあるレストランに向かってみました。 レストランの入り口には手書きの営業時間案内が。手書きというだけでなんかホッとした気持ちになる…