Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

札沼線各駅停車の旅

札沼線各駅停車の旅 (17) 「新十津川駅前を散策」

まだ 5434D の発車まで 20 分ほどあるので、駅前を散策してみることにしました。 駅前で一番目立つのがこの案内板ですね。航空写真ベースで新十津川の中心街(と滝川市の一部)が描かれています。赤丸の数字の説明が無いな……と思ったのですが、左側の「中心…

札沼線各駅停車の旅 (16) 「駅ノート」

昨日の記事でもちらっと話題にしましたが、新十津川駅の待合室には想像以上に色々なものが展示・配布されていました。 まずは右から見てみましょうか。新十津川町観光協会謹製の「案内図、時刻表を配付しています」とあります。「函館本線滝川駅まで(徒歩約…

札沼線各駅停車の旅 (15) 「新十津川駅 発車時刻表」

5433D が折り返しの 5434D として発車するまでの 25 分ほどの間に、新十津川駅の内外をくまなく探索しておきましょう。ということでまずは駅舎に向かいます。 勘亭流の「歓 ようこそ新十津川へ 迎」の文字がインパクト抜群なのですが、いったいいつ頃からこ…

札沼線各駅停車の旅 (14) 「終着駅、新十津川」

中徳富駅(二代目・廃止) 下徳富(しもとっぷ)を発車すると、あとは終着駅の新十津川を残すのみとなりました。実は、下徳富と新十津川の間には「中徳富駅」(二代目)という駅があったのですが、利用客がほぼ皆無にまで落ち込んでしまったため、2006 年に…

札沼線各駅停車の旅 (13) 「南下徳富・下徳富」

新十津川行き 5433D は、於札内も 2 分ほど遅れて出発しました。次の南下徳富までは僅か 1.5 km ほどですが、途中の「樺戸境川」で新十津川町に入ります。札沼線の現存区間では最後の自治体ですね。 南下徳富駅 於札内から 2 分ほどで南下徳富に到着です。 …

札沼線各駅停車の旅 (12) 「鶴沼・於札内」

新十津川行き 5433D は、2 分ほど遅れて浦臼を出発しました。次の鶴沼までは約 5 分の道のりです。車窓の左側に、気になるものが見えてきました。 拡大したものがこちらなのですが、まるで鉄道の高架のように見えます。 これ、実は用水路なんですね。このあ…

札沼線各駅停車の旅 (11) 「浦臼」

浦臼駅 新十津川行き 5433D は札的を出発しました。約 3 分ほどで次の浦臼です。 ホームで色とりどりの花を咲かせているのはルピナスでしょうか……? 気を取り直してもう一度……なかなかうまくいかないものですね。 さて浦臼駅ですが……うわわわ、石狩当別から…

札沼線各駅停車の旅 (10) 「札比内・晩生内・札的」

新十津川行き 5433D は、豊ヶ岡駅を出発しました。駅を出てすぐのところに踏切があるのですが…… ご覧のとおり、第四種踏切でした。一応車は通れそうですが、すれ違いは難しそうですね。あ、そう言えば昨日の記事では書き忘れましたが、豊ヶ岡駅の開設は 1960…

札沼線各駅停車の旅 (9) 「石狩月形・豊ヶ岡」

石狩月形駅 知来乙から 3 分ほどで、石狩月形に到着です。 あれ? 駅名標が……(汗)と思ってしまいますが、駅名標はちゃんと手前にありました。 札幌駅から北海道医療大学駅までは既に電化済みなのでそれなりの本数が走っているのですが、石狩当別駅から浦臼…

札沼線各駅停車の旅 (8) 「中小屋・月ヶ岡・知来乙」

中小屋駅 本中小屋(もとなかごや)から 5 分ほどで、次の中小屋駅です。 中小屋駅も、ご覧のとおりの「ダルマ駅舎」です。石狩金沢から 3 駅連続ということになりますね。 この「中小屋」という駅名(地名)は、アイヌ語由来では無いのだとか。「北海道駅名…

札沼線各駅停車の旅 (7) 「石狩当別・北海道医療大学・石狩金沢・本中小屋」

石狩当別駅(G13) ということで、今更ながらに石狩当別駅の話題です。1934 年に桑園-石狩当別間が開通したのに合わせて開設された駅です(終点ですから当たり前ですが)。札沼線には「石狩○○」という駅が多いのですが、石狩当別は 1930 年に開業した「渡島…

札沼線各駅停車の旅 (6) 「新十津川行き 5433D」

石狩当別駅で 17:27 発・新十津川行き 5433D の出発を待ちます。他のお客さんが来ていないのを良いことに、車内の至る所を撮影してみました。今度は後ろのデッキから乗車すると…… 石狩当別方の運転席の後ろにも、当然ながら整理券の発行機が。ただ、この列車…

札沼線各駅停車の旅 (5) 「キハ 40 1818」

これは痛そう…… 札幌発北海道医療大学行きの 595M が石狩当別に到着しました。新十津川行きの 5433D は石狩当別が始発なので、最後の一区間を残して 595M を下車することにしました。 デッキがステップ付きなのは交流電車の特徴でしたっけね。備え付けのゴミ…

札沼線各駅停車の旅 (4) 「石狩太美・石狩当別」

「釜谷臼」改め「あいの里公園」を出発すると、右手の景色がフェンスで遮られるようになりました。 やがて……うわぁ。 実はこちら、JR 北海道最長を誇る「石狩川橋梁」の眺めです。Wikipedia の写真などを見ると、何故か南東側だけこのようなフェンスが備え付…

札沼線各駅停車の旅 (3) 「篠路・拓北・あいの里教育大・あいの里公園」

篠路駅(G08) 百合が原駅から 3 分ほどで、次の篠路です。書き出しのテンプレ化が完成した感がありますね(汗)。篠路(しのろ)は札幌・新琴似に続くアイヌ語由来の駅名ですね。始発駅の札幌を含めて 8 駅中 3 駅(37.5 %)というのは、道内におけるアイヌ…

札沼線各駅停車の旅 (2) 「桑園・八軒・新川・新琴似・太平・百合が原」

札幌発北海道医療大学行きの 595M は、定刻の 16:20 に札幌を発車しました。3 分ほどで次の桑園(そうえん)に到着です。 桑園駅(S02) 桑園駅の前身は 1913 年に開業した仮乗降場「競馬場前」で、札幌競馬が開催されている時だけ客扱いをしていたのだそう…

札沼線各駅停車の旅 (1) 「札沼線の数奇な歴史」

札沼線は、札幌(厳密にはお隣の桑園が起点ですが)から新十津川までを結ぶ JR 北海道の鉄道路線です。最近は「学園都市線」という名前が全面的に使われているため、「札沼線」という名前は忘れ去られつつありますが、もともとは「札幌」と「石狩沼田」の間…