懐かしい雰囲気の駅が続きます
「月ヶ瀬口」駅の次は、南山城村の役場にほど近い「大河原」(おおかわら)駅です。ただ、何故か(勾配の関係かな?)集落の中心部に駅を作らず、少し離れたところに作ったようなので、崖と川に挟まれた駅となっています。
(Wikipedia Commons より借用。この作品の作者である「計記録」氏は、この作品を以下のライセンスで提供しています。:
フリーソフトウェア財団が発行した GNU Free Documentation License に示されるバージョン1.2またはそれ以降のライセンス)
「元弘の変」の舞台
やがて木津川を渡り、かつて後醍醐天皇が籠城したことで知られるガンダーラ……じゃなくて笠置山の麓、「笠置」駅に到着です。
停車位置の都合で、微妙なアングルですが……。
ついでにもう一枚。
「柳生流」や「柳生博」で有名な「柳生の里」も、笠置から一山越えたところにあります。「柳生」は奈良市ですが、最寄り駅はこの「笠置」になります。駅からはおおよそ 3km くらいでしょうか。
眼前に広がる驚きの光景
そんな、歴史のロマン漂う(← 言い過ぎ)笠置駅を後にすると、次は終点「加茂」駅です。そして、ここで車窓に驚きの光景が……。
そう、マンションがあるのですね。おそらく分譲だと思うのですが、それにしても結構な大きさです。
JR 関西本線のディーゼルカーは、もともとはもう一駅先の「木津」まで走っていました。ところが、昭和から平成にかけてのことだったと記憶していますが(調べろよ)、木津から加茂までの一駅間 *だけ* 電化されたのですね。松明からガス灯に、長屋から文化住宅に、てな感じで(喩えがおかしい)。その結果、大阪の天王寺や難波・梅田に直通電車が走ることになり、「格安でマイホームを!」という層が飛びついた、といったところでしょうか。
かつてレーニンは言いました(←
たった一駅手前では「柳生博」だの「荻生徂徠」だの(違う)言っていたのが、いきなり分譲マンションですからねぇ。やはり「電化」は偉大な効果があるようです。
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