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磐越西線の旅(その12)

五十島駅を出発して、向こう岸のスノーシェッドを眺めているうちに、次の東下条駅が近づいてきました。ちなみに「東下条」と書いて「ひがしげじょう」と読ませます。変わった読み方ですね。

その、変わった読み方の東下条駅がこちらなのですが……

読み方が風変わりなだけではなく、駅舎の形状もとっても風変わりでした。あえてひし形の建物を二つ並べているのは、一体どういった意図があるんでしょう……。

車窓からは阿賀野川の豊かな流れを愉しむことができます。少しずつ日も傾いてきた感じですね。

意地でも違うカラーリング

阿賀町を抜け、五泉市に入ると咲花(さきはな)駅です。国鉄時代の駅名標を取り外して、その上に JR 東日本の駅名標を取り付けたように見えますね。

対向列車がやってきました。また違うカラーリングのような気が……。

まおろしの駅

咲花の次は馬下(まおろし)駅です。このあたりはなかなかユニークな地名が多いですね。磐越西線はずっと阿賀野川沿いを走ってきましたが、馬下からは阿賀野川扇状地を走ります。阿賀野川の姿は見納めになりそうです。

猿?

次の駅が見えてきました。駅の名前は……

猿和田駅です。なんか随分と近代的な構造の駅ですね。

隷書体駅名標

猿和田の次が五泉駅です。

隷書体駅名標が目を惹きますが、これは「SL ばんえつ物語」の停車駅に用意されているものです。

大正から昭和初期に掛けてのノスタルジックな雰囲気を演出しようという試みのようですね。といっても当時はこんなデザインの駅名標があるはずもなく、コアなファンからは賛否両論なのだとか。これはこれでいいんじゃないかなぁ、と思ったりもしますが……。

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