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新十津川→京都 1568.9 km (22) 「村上→新発田(33.4 km)」

新潟行きの「いなほ 8 号」は、定刻……よりもほんのちょっと(1 分弱?)早く村上駅に到着しました。凄いすごい!

数分の遅れを見事に取り戻してきたのは素直に凄いなーと思うのですが、それ以上にこの建物が気になってしまってですね……。

一体何が「日本で二番目」なんでしょう……。「美川 県一の町」でしょうか(それはたぶん関係ない)。

サケリンのふるさと「村上」

というわけで「サケリン」のふるさと・村上駅です。駅舎は駅の東側にあるようで、駅の西側は完全に「駅裏」扱いのようです。立派な防雪林が立ち並んでいますね。

SL のふるさと「坂町」

村上駅を発車して、岩船町(いわふねまち)駅、平林(ひらばやし)駅を通過すると、米坂線の分岐駅・坂町駅に到着です。

草むらの中にポツンと給水塔が立っていますが、かつては駅の構内に「坂町機関区」があって、蒸気機関車などが配置されていたのだとか。機関区のほかに貨車の操車場としての役割もあったとのことで、現在は草生した空き地が広がっています。

坂町駅のあるあたりは、現在は村上市に属していますが、2008 年までは「荒川町」という町でした。日本海東北自動車道の「荒川胎内 IC」に名前が残っていますね(荒川胎内 IC の開通は荒川町が消滅した後の 2009 年だそうですが)。

坂町駅は 1914 年 11 月の開業と言いますから、この時ちょうど 100 歳を迎えていたのでした。ゴロタ石を積んだホームにも歴史の長さが感じられますね。

坂町駅も東側に市街地が広がっていて、西側には水田が広がっています。手前の貨物操車場の跡は草が生え放題になっているので、なんか荒涼たる感じに……(汗)。

やらにゃんのふるさと「中条」

坂町駅を発車して、平木田駅を通過すると、7 分ほどで次の停車駅・中条です。このあたりは停車駅が多いですね。

中条駅はかつての中条町の中心駅です。今はお隣の黒川村と合併して「胎内市」となりました。「胎内」というのはなんとも不思議な地名に思えますが、市域のど真ん中を流れる「胎内川」に由来しているのだとか。ご当地キャラは「やらにゃん」だそうです。

三田村邦彦のふるさと「新発田

中条駅を発車して、金塚(かなづか)駅、加治(かじ)駅を通過すると、羽越本線で最後の停車駅・新発田に到着です。

新発田駅の到着は定刻通りの 12:34 でした。新十津川から新発田まで、約 17 時間で 986.0 km を走破しました。あと残りは 582.9 km です。

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