Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (54)「幻の『第 1 旭』」

まずはお隣の遠別に向かって国道 232 号を北上します。またしても、右側に国鉄羽幌線の跡が見えてきました。

「え、どこに……?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、この辺です。

ちょうど真ん中あたりに、トンネルの入り口が見えているかと思います。車で近づくのは困難かもしれませんが、徒歩ならなんとかなる場所でしょうか。ただ、畑に入るのは NG ですし、私道に入るのも基本的に NG だと思われるので、くれぐれもご注意を……。

上り坂、ちょいと下ってまた上り

豊岬集落のあたりは風連別川によって形成された平野が広がっていましたが、再び河岸段丘に差し掛かります。海岸部は海食崖で道路を通すスペースに乏しいので、国道は内陸側に向きを変えて段丘を駆け上がります。自転車にはタフなルートが続きますね。

段丘と段丘の間に小さな窪地があります。さっきの上り坂も結構なものでしたが、この先に見える上り坂は、自転車民に与えるショックがでかいのではないでしょうか……。

道内各地であれほど見かけるのに

初山別村北部の「共成」にやってきました。残念ながら(?)建設機械レンタルのあの会社は見当たらないようですが……。

国道の橋が改修工事中のようで、海側に仮橋がかけられていました。この川は「オタコシベツ川」という名前のようで、川の向こう側が遠別町歌越です。

幻の「第 1 旭」

このあたりのバス停には最寄りの集落の名前がつけられている場合が多いのですが、集落の名前よりもバス停の数のほうが多いため、「第 1 金浦」や「第 2 富士見」と言ったネーミングのバス停が頻繁に現れます。

そして「歌越」の北隣の集落の名前が「旭」で、「第 2 旭」という名前のバス停があります。ということは……「第 1 旭」というバス停があってもいいじゃないかと思うのが人情ですが、なぜか「第 2 旭」と「旭温泉入口」しか存在しないとのこと。

「オタコシベツ川」を渡って遠別町に入ると、苫前・羽幌・初山別であれほど見かけた「段丘と海食崖」のコンビネーションが影を潜め、海沿いに平野が続くようになりました。そのため、国道 232 号もおそろしく長く直線が続くようになります。

あと 5 km ほど先になりますが、遠別の市街地の手前に「富士見ヶ丘公園」という公園があり、そこに道の駅「富士見」があるようです。

このあたりの国道 232 号がどれだけ真っ直ぐなのかは、航空写真で見ると良くわかるかと思います。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International