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北海道・東北の旅 2010/夏 (29) 「トイレしかない、ホントにトイレしかない」

「三航北国日誌」第 29 回です。本日は四全総後の国土開発のあり方にフォーカスした内容でお届けします(大げさ)。

トイレしかない、ホントにトイレしかない

えー、そんなわけで「キウス PA」にやってきました。ちなみにこの「キウス PA」、日本唯一の「名称がカタカナだけ」の PA だそうです。「へぇ」と発声する気すら起こらないネタですね。

はい、ご覧の通り、トイレしかないタイプの PA です。いや、自販機はあるんですが、

ゴミ箱すらありません。「トイレしかない」というスタンスを徹底していますね。

寒冷地仕様

入口には自動ドアが。寒冷地仕様というヤツですね。

中には「ガソリンスタンドマップ」なる掲示が。

こういった情報は嬉しいものです。というのも、また例によって例の如く、ガソリンの残りがそれほど無い状態でした。計算上は(この日のゴールの)平取までは持つ状態だったのですが、不足の、じゃなくて不測の事態が起こらないとも限らないので、途中でトップオフすっかなー、と考えていたところでした。

「フルサービス GS」とグローバリゼーションの相克(←

道東道(あ、「山本山」みたいだ)は徹底した低コスト体質のようで、SA や PA にはガソリンスタンドは無いみたいです。ですので、ガソリンを補給するには IC 近くの一般道沿いの GS を探すしかありません。

ふむふむ、夕張 IC の近所には ENEOS が 2 軒あるみたいですね。どちらもフルサービスなのが嬉しい限りです。

「フルサービスの GS」って、諸外国から見るとおかしいのかも知れないですけど、温水洗浄便座が当たり前のように存在する国なのですから、「日本の良き文化」を守りたいところなんですがねー。……端的に言って「雇用の創出」を願っているだけなんですけどね。

高速道路無料化と環境負荷削減を両立する可能性を改めて考える

話を元に戻して道東道ですが、ガソリンを入れるのに一旦流出しないといけない……というのは、通行料の面で高くつきそうです。が……

これだったら金銭面での負担はありませんね。高速道路料金については将来的にどうなるか不透明ですが、乗用車については「一日定額制」「一ヶ月定額制」などの制度を考えるべきかなぁ、と思います。前者は鉄道で言う「周遊券」と同じ考え方で観光需要の喚起を、後者は「定期券」と同じ考え方で「日々高速道路を使わざるを得ない人」の負担を軽くしたい……という考え方です。

あとは、今以上に大型トラックが増えないようにする仕組みを考えないといけませんね。コンテナを搭載可能な新幹線を走らせて、新幹線を使わずに並行区間を走ったトラックからは割増料金を取るとか(これ、前にも言ったような)。

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