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道東の旅 2011/春 (143) 「開基百年は夢の跡」

開基百年は夢の跡

根室市初田牛のあたりは、特に無人の原野が広がる……というわけでも無いのですが、かなり寂れた状態であることも確かです。

車を走らせていて、まず目に付いたのが、この「初田牛小学校跡」の案内です。

公民館のような建物は現存していましたので、このあたりは全くの無人……ということでも無さそうな感じです。

「初田牛会館」のすぐ近くだったと思うのですが、何やら碑が建てられていました。

近寄って見てみると……「開基百年之碑」とあります。明治から昭和にかけて、この地を開拓してから百年経ったのを記念して建てられた碑……ですね。しかしながら、周りに建物らしい建物は「初田牛会館」しか見当たりませんでした。

このあたりはもともと寒冷な上に霧に包まれることも多く、日照があまり確保できないことから、畑作には過酷な環境だった……ということなのでしょうね。

先人の大変な労苦の上に開拓された土地が打ち捨てられてゆくのは北海道に限った話ではありませんが、どことなく切ない気持ちになりますね。

根室市から浜中町

再び「北太平洋シーサイドライン」を西へと向かいます。

ようやく「根室市」を脱出して、「浜中町」に入ります。

どことなく「根室っぽい」地形が続きますが……

やがて、道路は「シーサイドライン」の名前に相応しく、海岸に近づいていきます。

恵茶人?

このあたりは……

「恵茶人」で「えさひと」と読む地名のようです。ちょっとした難読地名ですね。

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