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石北本線途中まで各駅停車 (52) 「南永山」

上川行き 4529D は緩やかな右カーブで宗谷本線から離れて東南東に向かいます。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。

緑と赤と青がペイントされている倉庫らしき建物が見えます。「火気厳禁」の文字も見えますが、どうやら塗料屋さんの倉庫みたいですね。三色のペイントがされているのは三棟ある倉庫のうち一棟だけですが、どういった理由が……?

南永山駅(A31)

ホームの向こうに駅舎とラーメン屋さんが見えてきました。南永山駅に到着です。

南永山駅は国鉄末期の 1986 年に開業した駅で、駅舎は傾斜の急な屋根が印象的でしょうか。

道路側から見るとこんな形です。意外なことに床下はスッカスカで、道路側に出入口が見当たりません。駅舎と言うよりは「待合室」と呼んだほうが適切かもしれませんね。

あ、良く見ると水色と白の塗り分けは「山」の字の形なんですね。中央部のトンガリ屋根も象形文字の「山」のように見えてきました。「JR 南永山駅」の文字の位置もとてもバランスが取れていますが、国鉄時代はどうだったのか、ちょっと気になるところです(左に妙な隙間があったのか、それとも「南永山駅」を右にずらしたのか……)。

駅舎……事実上「待合室」ですが……の左右には「本場の味」が見えます。枚数は左右に一枚ずつのようで、かなり穏当な配置のような……。

修正済み

駅舎の中には「南永山駅発車時刻」と「きっぷ運賃表」が。トイレと券売機は無いみたいです。

きっぷ運賃表の下には旭川駅長名の「お願い」が貼られているのですが、この電話番号、果たして本当に電話していいのか不安になりますよね(せめて訂正印でもあれば)。

駅の近くには 1983 年に開校した「北海道旭川永嶺えいりょう高等学校」があることもあってか、高校生の利用が多いようです。

JR 北海道の調査によると、南永山駅の乗車人員は 2020 年時点で 173.8 人とのこと。同じく 1986 年に開業した西北見駅を上回っていますが、愛し野駅には水をあけられているようです。あ、よく見たら「愛し野駅」は「東武イーストモール」の北西に「北海道北見商業高校」がありますね。やはり高校があると強いんだなぁ……。

これは……誰?

南永山駅の次は「東旭川駅」なのですが……

駅の南側、つまり駅舎の反対側の道路にはフェンスが設けられていて(これはわかる)、フェンスに何故かこんな写真?が……

これは……誰?

長蛇の列

上川行き 4529D は南永山を出発しました。駅前のラーメン屋さんは Google マップのピンが見当たらないので……閉店しちゃったんでしょうか……?

踏切には長蛇の列ができていました。位置的に列車が南永山に到着する前から遮断機が下がっていた可能性がありそうですが、この道は道道 140 号「愛別当旭川線」(新ルート)なので、いずれ立体交叉化などの対処が必要になりそうな気も……。

トイザらスベビーザらス旭川店の前には列車を眺める未来のお客さんの姿もありました。

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