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石北本線ほぼ各駅停車 (46) 「南永山・新旭川」

東旭川を出発した 4530D が牛朱別川を渡ると、農地がほとんど見えなくなりました。完全に旭川の市街地に取り込まれた感じでしょうか。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。

南永山駅(A31)

南永山駅に到着しました。「1」と「2」の停止位置標識(だと思う)が見えますが、上空から見た感じでは、ホームの有効長は 4 両分でしょうか……?

航空写真からもわかるように、南永山駅は 1 面 1 線の棒線駅です。つまり一線スルー構造ということですね!(それは当たり前なのでは

シンプルな構造の南永山駅ですが、駅舎はなかなか立派なものです。

南永山駅は 1986 年 11 月に「南永山臨時乗降場」として開業し、JR 北海道が発足した 1987 年 4 月に駅に昇格しています。1984 年から 1986 年にかけて都市部を中心に新駅(臨時乗降場を含む)が続々と開業しましたが、南永山駅もその一環で、石北本線では愛し野駅・西北見駅と同期ということになります。

電化区間ならともかく、非電化区間での駅の増設は燃費の悪化を伴うため、実は自分で首を絞めてるんじゃないか……と邪推したくなりますが、南永山駅の近くには郊外型の大型店や高校もあり、この日もそこそこの数の乗降客を見かけました。この駅については潜在需要を掘り起こしたと見て良さそうな気がします。

新旭川駅(A30)

南永山を出発して、大きな左カーブを抜けると間もなく新旭川です。

新旭川駅の番線の付け方は奇妙なことになっていて、駅舎の目の前にあるのが「4 番線」で、跨線橋の先にある島式ホームに面しているのが「3 番線」と「2 番線」とのこと(「2 番線」の隣にホームのない「1 番線」がある)。

新旭川駅は石北本線の起点にして宗谷本線との分岐駅なのですが、旭川方面の上り列車は 2 番線と 3 番線を使用するとのこと。4530D は 2 番線に入線したので……

またしてもホームは進行方向の右側ということに(ちーん)。進行方向左側に移ったのは逆光のせいもあるのですが、将軍山の手前で「なんとなく左側にホームが多そうな気がする」という謎のインスピレーションがあったのも確かで……、要は「完全に外した」ような気が……。

4 番ホームに隣接した(←この時点で激レア)駅舎は随分とクラシカルな感じのものでした。

新旭川は、もともとは宗谷本線の駅だった筈ですが、駅ナンバリング石北本線と連続したものなんですね。隣の駅は「永山」と「南永山」ですが、南永山までは 2.5 km なのに対して永山までは 5.6 km もあります。

昔はもっとデカい駅だった

4530D は新旭川を出発しました。旭川駅まであと少しです。それはそうと、なかなか見事に潰れてますね……。

手前に見えているのが新旭川駅の「1 番線」ですが、1 番線の向こうにも線路 2 本分ほどの空きスペースが見えます。どうやら駅の東側には側線や留置線(貨物駅かも)がいくつもあったみたいですね。

駅の東側にちょっと不自然な形の駐車場がありますが、これがかつての留置線の跡っぽい感じでしょうか。

新旭川を出発した 4530D は、三たび牛朱別川を渡ります。次は旭川四条です。

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