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太平洋フェリー「きそ」ロイヤルスイート乗船記(おしまい)

水曜日の 17:30 に名古屋港で乗船してから、えーと……(計算中)……41 時間 30 分ほどが経過しました。「ゆったり、時を楽しむ船旅へ」というコピーそのまんまに、実に楽しい船旅を満喫することができました。27 本目の記事(多すぎ)は、下船についての話題です。

車両甲板にて

太平洋フェリー「きそ」は、無事に二日間の航海を終えて、北海道の苫小牧フェリーターミナルに到着しました。到着(=下船)予定時刻の 10 分ほど前にようやく案内のアナウンスが入ったので、下船券と荷物を持って車両甲板へと向かったのでした。

二日ぶりに相棒とのご対面です。前輪の前後に車止めがつけられていますね。

フェリーは予定通りの時刻に苫小牧港に到着しましたが、船倉の構造上、2 甲板の車両は 3 甲板の車両の下船を待つしかありません。予定の時刻を過ぎていますが、これは織り込み済みです。

カーナビは、相変わらず自車が名古屋港にいると勘違いしています。船倉には GPS の電波が届かないので仕方がありません。そのうち補正されるのを待つことにしましょう(下船待ちの間に次の行き先をセットしておくのがお勧めです)。

下船開始!

待つこと約 10 分。ようやく 2 甲板から 3 甲板に上がるスロープが開きました。前の車に続いて上りスロープに向かいます。

乗船の際は、スイッチバックする形で後退駐車しましたが、下船は U ターンすることになります。最小回転半径 5.7 m のクルマなので少々不安もあったのですが……

無事、切り返すことも無く U ターンすることができました。2 甲板から 3 甲板に向かってスロープを駆け上がると……

前方に光が見えてきました。まるでギョエテになった気分です(まだ生きてます)。

スロープを駆け上がり、そのまま前方の出口を目指します。

ほぼフラットなランウェイをゆっくり通過すると、ついに北海道に上陸です!

スタッドレス装着を忘れずに

対向車線には、トレーラーヘッドが 3 台ほど乗船を待っています。3 時間しか停泊時間が無かった仙台港とは違い、苫小牧港では停泊時間が 8 時間もあるので多少は余裕がありそうなものですが、それでも早く積み荷を降ろしてしまいたいですからね。

ボーディングブリッジの下を通過します。気温は 0 ℃ 前後とそれほど寒くは無いですが、路面にはシャーベット状の雪が見え隠れしています。この時期にフェリーで車両を航送する場合は冬用タイヤ(スタッドレス)の装着が必須ですね。

それでは、これからも安全運転で冬の道東に向かいます。引き続き「冬の北海道の旅 2015」をお楽しみください!

太平洋フェリー『きそ』ロイヤルスイート乗船記」、過去の記事はこちらからどうぞ。
2015/12/10(はじめに)
2015/12/11(名古屋港 FT 編)
2015/12/12(乗船待ち編)
2015/12/13(ようやく乗船編)
2015/12/14(車両甲板から客室へ)
2015/12/15(居室編)
2015/12/16(寝室編)
2015/12/17(バーカウンター編)
2015/12/18(おトイレ編)
2015/12/19(お夕食編)
2015/12/20(プロムナード編)
2015/12/21(船上のピアニスト編)
2015/12/22(船内ブラブラ編)
2015/12/23(船内うろうろ編)
2015/12/24(無重力マッサージ編)
2015/12/25(朝食編)
2015/12/26(昼食編)
2015/12/27(お風呂編)
2015/12/28(トリスおじさん編)
2015/12/29(仙台入港編)
2015/12/30(二度目のお夕食編)
2015/12/31(謎の部屋編)
2016/01/01(三日目の朝食編)
2016/01/02(秒速 10 m の向かい風編)
2016/01/03(下船準備編)
2016/01/04(苫小牧入港編)

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