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秋の道南・奥尻の旅 (139) 「礼文と礼文華」

礼文華トンネルを抜けた先には、更に礼文トンネルがありました(げっ)。

トンネル抜けた先が「豊浦町礼文華」です。「礼文」と「礼文華」、うどんと優曇華くらいの違いがあるのでしょうか(さてどうだか)。

真面目に書いちゃいますと、どっちも rep-un(沖合に・ある)なのは同じっぽいような。

優曇……ではなくて礼文華峠を抜けて、緩やかな下り坂を走っていたところ……。おおっ! 前方右側に海が! 礼文華は海沿いの集落ですが、国道は礼文華に向かわずに山側を走っていただけに、ここで海が見えたのは意外でした。

「れ」で始まる駅

礼文華川にかかる橋の名前も「礼文橋」です。「礼文華」は礼文華であって「礼文」では無いのですが、「下北沢」が「下北」に略されるようなものなのでしょうか。

今更ですが、礼文華の最寄りの駅も「礼文駅」です(礼文島からはめちゃくちゃ遠いですが……)。今や貴重な「れ」で始まる駅の一つですね。左折してしまった場合の行く末が少し気になりますが、3 km ほど進んだところで行き止まりのようです。

礼文華川を渡って、そのまま南に向かえば「礼文華」の集落ですが、国道は再び坂を駆け上がって「大岸トンネル」に入ります。トンネルポータルに掲げられた「大岸トンネル」の文字が相撲文字っぽいのが気になるところです。

道道 32 号豊浦ニセコ

トンネルを抜けて、またしても緩やかな下り坂を走った先に交叉点があります。右折すると室蘭本線の大岸駅で、左折すると……道道 32 号(豊浦ニセコ線)という割と若番の道なのですが……どこへ行くのでしょう。

豊浦町の北には「昆布岳」がそびえていて、昆布岳の南半分が豊浦町に属しています。ただ、昆布岳の西側は「昆布川」の流域のため、日本海側となります。言い方を変えれば、豊浦町の北西部は「日本海側」ということになります。

道道 32 号は、「日本海側」に属する豊浦町新富に抜ける道なのですが、地形図で見たところでは随分と狭い道のようで、下手に青看板に「蘭越 ニセコ」などと書いてしまうと迷い込む人が出るかも知れないので、あえて消した……のかな、などと(もしかしたら通行止めになることが多いのかもしれません)。

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