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北海道の旅 2008/夏 (54) 「ロックの塊 ─美利河ダム─」

しりべしとしべつがわっ

美利河ダムは「後志利別川」のダムです。「しりべし・としべつ・がわ」と読むのですが、これ、意外と難読ですよね。陸別から足寄のあたりを流れる「利別川」と区別するために、後志支庁の名前をかぶせているようです。

「利別(川)」の由来は、tus-pet(とゥシ-ぺッ)説と to-usi-pet(とー-ぺッ)説があるそうです。前者は「縄の川」(転じて「蛇の川」)、後者は「沼が多くある川」という意味です。確かにどっちも意味が通じそうです。

「貨客船万景峰号」と「後志利別川」、どっちも一度慣れたら噛まずに読めそうですが……(←そういう問題ではない)。

ロックの塊

まぁ、小難しいことは抜きにして、美利河ダムの景色でも見て頂きましょう。まずは、日本最長のダム堤をどうぞ。

比較的近年のダムに多い、積み上げた石で堤を支える仕組みのロックフィルダムなのですが、これだとどっちがダム湖なんだかわかりませんね(笑)。さてどっちが正解でしょう?

ダム堤の端にはこんなモニュメント(違うか)が。

別のアングルから撮影してみました。

美利河ダムも、やはりと言うか、集落の移転を伴っています。「水没記念碑」なるものが建てられていました。

最後に、下流から眺めた美利河ダムの写真です。

美利河ダムが、いかに開けた地形に建設されたかが判りますね。

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