Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

檜山振興局

アイヌ語地名の傾向と対策 (482) 「苫符沢川・厚志内川・宮越・檜内沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 苫符沢川(とまっぷさわ──) to-oma-p?沼・入る・ものto-ka-p?沼・かみて・もの? (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 上ノ国町…

アイヌ語地名の傾向と対策 (481) 「扇石・洲根子岬・原歌」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 扇石(おうぎいし) u-ka-us-i?互い・上に・群在する・ところo-sir-us-i?そこに・水際の断崖・多くある・ところo-kus-i?そこを・通行…

アイヌ語地名の傾向と対策 (480) 「石崎・羽根差・中央川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 石崎(いしざき) pit-us-i小石・多くある・ところ (典拠あり、類型あり) 上ノ国町南部の地名です。明治 35 年までは「石崎村」とい…

アイヌ語地名の傾向と対策 (479) 「初神沢・トッペ沢・ラスタッペ岬」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 初神沢(はつかみ?──) hasa-kamuy??口を開けた・神様? (?? = 典拠あるが疑問点あり、類型未確認) 「メノコシ岬」から更に北に向…

アイヌ語地名の傾向と対策 (478) 「小砂子・メノコシ岬」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 小砂子(ちいさご) chis-emko立岩・(の)水源?中凹み・水源? (典拠あり、類型あり) 上ノ国町南部の地名です。小砂子の集落は日方…

秋の道南・奥尻の旅 (128) 「命 大切」

せたな町大成区の最南端・長磯にやってきました。このあたりが旧・熊石町ではなく旧・大成町なのは歴史的経緯があるのでしょうけど、ちょっと不思議な感じもします。 現に、熊石との町境の前後にも建物が並んでいます。集落の中の町境ですが、これ、実は「檜…

秋の道南・奥尻の旅 (127) 「親子熊岩」

「たぬき岩」や「マンモス岩」などの奇岩巨岩を眺めつつ、国道 229 号「追分ソーランライン」を南に向かいます。前方には「親子熊トンネル」(103.0 m)が見えてきました。 トンネルを抜けてから 300 m ほど先の右手(海側)に駐車場がありましたので、そこ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (458) 「鶉・木間内・古佐内川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 鶉(うずら) ut-nay?肋・川 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 「厚沢部川」の北支流に「鶉川」という川があります。国道 227 …

秋の道南・奥尻の旅 (126) 「たぬきもいればマンモスも」

昨日の記事の続きです。「止まって下さい!」とお願いされたのも束の間、次の瞬間には…… 機嫌よく送り出して下さいました。ありがとうございます! 隷書体が気になる「横澗トンネル」 国道 229 号を南下して、ツラツラ岬をショートカットする「横澗トンネル…

秋の道南・奥尻の旅 (125) 「日本海給油地点」

太櫓川の支流の「二俣川」沿いを南に向かいます。やがて二俣川の更に支流にあたる「久遠沢」沿いを駆け上がり…… 「太櫓越峠」をショートカットする桧山トンネルに入ります。この桧山トンネル、実は全長が 1010.0 m もあるのです。そう言えば何故「桧山トンネ…

秋の道南・奥尻の旅 (124) 「今度は栄に」

せたな町北檜山区愛知の国道 229 号を南に向かいます。 川筋で言えば、後志利別川の流域から太櫓川の流域に向かっていることになります。ということで早速分水嶺のトンネルが見えてきました。全長 115.0 m の「若松トンネル」です。 トンネルを抜けた先も北…

秋の道南・奥尻の旅 (123) 「なぜか愛知」

道道 740 号「北檜山大成線」の終点が……いや、こっちが起点でしょうか。前方の T 字路の先が国道 229 号です。このあたりに国鉄瀬棚線の踏切があった筈ですが、さすがに痕跡は見当たらないようですね(「止まれ」のすぐ手前が線路跡の筈です)。 久しぶりの…

秋の道南・奥尻の旅 (122) 「威風堂々、鷹ノ巣岬」

道道 740 号「北檜山大成線」で北檜山に向かいます。鵜泊から良瑠石(らるいし)に向かう途中で…… またしても短いトンネルを通ります。トンネルの名前は「鵜泊隧道」と言うのですが、 このトンネル、大型車のすれ違いはちょっと難しそうなサイズですね。 威…

アイヌ語地名の傾向と対策 (457) 「意養川・キライベツ沢川・ソロソロ沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 意養川(いやしない──) e-yas(-us)-nay?そこで・流し網をする(・いつもする)・沢i-y-as-nay?アレ(熊?)・立っている・沢 (? = …

アイヌ語地名の傾向と対策 (456) 「厚沢部・俄虫・安野呂川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 厚沢部(あっさぶ) hacham?サクラドリ? (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 江差町の東隣の町の名前で、同名の川も流れていま…

秋の道南・奥尻の旅 (121) 「奇岩が楽しい水垂岬」

道道 740 号「北檜山大成線」の未改良区間に突入しました。間もなく「水垂岬」です。右側に灯台もあったらしいのですが、残念ながら写真では確認できず……。 水垂岬で進行方向を右に変えて、鵜泊に向かいます。おおお、これはなかなかの景色ではありませんか…

秋の道南・奥尻の旅 (120) 「眺めの良い防風柵」

太田トンネルと同じく 2013 年に開通した「日昼部トンネル」の出口が見えてきました。この先は 30 年前から開通済みの区間です。 30 年前から開通済みの区間ですが、防波堤もしっかりと新調されていて、その上には防風柵(と見ましたが、違ってたらすいませ…

秋の道南・奥尻の旅 (119) 「太田トンネル」

道道 740 号「北檜山大成線」の難所の一つだった「帆越岬」を完全にショートカットする「帆越山トンネル」の、出口が見えてきました。 トンネルを抜けた先は、あの「太田山」の麓です。高波対策の防波堤が若干の圧迫感がありますが、本格的に海が荒れたらこ…

秋の道南・奥尻の旅 (118) 「絶賛改良工事中!」

海沿いを通る道道 740 号「北檜山大成線」でせたな町北檜山に向かいます。実はこの道道 740 号、制定されてから 40 年以上も未開通区間の残る幻の道道でした。この「幻の道道」が、二つの長大トンネルの開通と同時に全線開通したのが 2013 年のことです。 上…

アイヌ語地名の傾向と対策 (455) 「江差・五勝手」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 江差(えさし) e-sa-us-i?頭・浜・つけている・もの (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) かつて「檜山支庁」が設置されていて、…

アイヌ語地名の傾向と対策 (454) 「ノコロップ岩・豊部内川・津花」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ノコロップ岩 not-kor-p顎(岬)・持つ・もの (典拠あり、類型あり) 総合格闘技で活躍したミルコ・クロコップの「クロコップ」は本…

秋の道南・奥尻の旅 (117) 「久遠の街は台地の上」

国道 229 号から離れて、道道 740 号で久遠に向かいます。これは「外横澗岬」のあたりですね。 久遠漁港の近くにやってきました。ポストの近くに建物が建っているのが見えますが、現在は解体されて空き地になっているようです。 しばらく海沿いを走っている…

秋の道南・奥尻の旅 (116) 「ロケ日から今日まで 1387 日」

お久しぶりです。半年と少しの間お休みを頂いておりましたが、ようやく連載再開の運びとなりました。引き続きどうぞよろしくお願いします。 前回までのあらすじ 国道 229 号線「追分ソーランライン」を北上して、ツラツラ岬をショートカットする「横澗トンネ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (453) 「五厘沢・小黒部・伏木戸」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 五厘沢(ごりんざわ) ko-rin-nay??向かって・波・沢 (?? = 典拠あるが疑問点あり、類型未確認) 江差町と乙部町の町界を「五厘沢川…

アイヌ語地名の傾向と対策 (452) 「来拝川・女男川・小茂内川・乙部」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 来拝川(らいはい──?) ray-pet死んだように流れの遅い・川 (典拠あり、類型あり) 「朝に礼拝、夕に感謝」って何でしたっけ。あ、…

アイヌ語地名の傾向と対策 (451) 「鮪歌・可笑内川・突符川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 鮪歌(しびうた) si-pi-ota大いなる・石・砂浜 (典拠あり、類型あり) 国道 229 号の「豊浜トンネル」(崩落事故を起こしたトンネル…

江差線日帰りの旅「木古内 17:22」

木古内行き 4177D は、16:16 に江差を出発しました。 上ノ国 16:24 海沿いの国道の横を走り抜けて、7 分後に上ノ国に到着です。 中須田 16:28 上ノ国の次は中須田に停車します。中須田は、上ノ国と桂岡の開駅に遅れること 12 年後に設けられた駅でした。 桂…

江差線日帰りの旅「江差 16:16」

江差からは、16:16 発の木古内行き 4177D に乗車します。ということで久しぶりに…… 1B 東京 6:32 → 新青森 9:47(東北新幹線「はやぶさ 1 号」)4011M 新青森 10:16 → 函館 12:22 12:25(特急「スーパー白鳥 11 号」)132D 函館 13:15 → 木古内 14:294174D …

江差線日帰りの旅「江差駅前 15:55」

江差線の終点・江差駅にやってきました。東京駅を 6:32 に出発して、途中函館を経由して江差には 15:51 に到着しました。ここまで 9 時間 19 分が経過したことになりますね。 江差駅前 15:55 江差駅の駅舎を出て、駅前から駅舎を眺めてみます。右側が例の団…

江差線日帰りの旅「江差 15:51」

4174D は江差の市街地に入ります。終点の江差駅が近づいてきました。ちなみに写真の真ん中に見える建物は「五勝手生活館」と言うみたいですね。 海のすぐ側を走っていた江差線は、五勝手川の手前で内陸寄りに向きを変えて高台に向かいます。古くからある鉄道…