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サンフランシスコ 2009/夏 #81 「実録・タクシー運転手さんかく語りき(カリフォルニア編)」

空港に向かうタクシーは、インターステート 80 号線に入っていきます。この日も Bay Bridge は通行止めだったので、当然のことながら 80 号線はガラガラです。おもむろに運転手さんに話しかけます。

車が走ってないですね。
「ああ、今日はベイブリッジが通行止めだから」
なんで通行止めなんですか?
「新しいベイブリッジを造っているから、それでらしいよ」
いつ完成するの?
「確か数年後だったんじゃないかな」

やがて、話題は完全な世間話モードに移行します。

「これからはどちらへ?」
日本に帰ります。
「日本ねぇ。随分と遠いらしいね?」
11 時間ほどですかねぇ。
「そんなにかかるのか!」
来るときは 9 時間くらいですけど。

世間話モードはまだまだ続きます。

「日本は地震が多いらしいね」
ええ。
「サンフランシスコも地震はしょっちゅうだけどね」
そうみたいですね。
「どれぐらいの頻度で地震は起こるんだ?」
ほぼ毎日。
「ウソだろ!?」
あ、いやいや。ホントに小さなものを含めてですけどね。

気になる方は、気象庁地震情報を確認くださいませ。ホントにほぼ毎日観測されていますので。

「それにしても、日本は凄い国だよなぁ」
そうですか?
「日本人はみんな頭がいいじゃないか」
そんなことはないでしょう。
「だから俺は日本人にはなれないんだ」
あはははは……。
「日本人は何でも発明するじゃないか。最近だとハイブリッド車とか」
ええ、まぁ。
「日本人は神様に選ばれし民なんだよ、きっと」
それは言い過ぎでしょう。
「あと、日本の女性はホントに最高だよな。奥さんにするなら絶対日本人がいいさ!」
……(笑)。

まぁ、これを読むだけでは多分におべんちゃらな印象を受けるかも知れませんし、実際にその側面も否定はできないわけですが(だって一種のサービス業ですしね)、それなりに実感も籠もっていたような印象を受けました。

てなわけで

30 分ほど 101 号を走って、空港に到着しました。確か $34 程度だったと記憶しているのですが、チップ含めて $40 を渡しました。ハイアットでポーターさんに支払ったコミッションを考えると……まぁ、こんなものですよね(←

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