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道東の旅 2011/春 (164) 「鳥取には新富士駅があります」

国道 38 号線の終点はロータリー交差点

釧路市の「北大通 5」交差点を左折して、市役所のほうに向かいます。あ、紹介が遅れましたが、幣舞橋のロータリー交差点が国道 38 号の終点でした。

トップ・オブ・釧路

で、その国道 38 号が「北大通 5」で左折するので、その通りに走って行くと、右手にホテルが見えてきました。

2008 年に泊まった、懐かしの「釧路プリンスホテル」です。最上階が「トップ・オブ・クシロ」という展望レストランになっているのですが、その構造が外からも良くわかりますね。最上階だけひときわ窓が大きく、天井も高くなっています。

また釧路川

国道 38 号は、JR 根室本線跨線橋で越えて行きます。

跨線橋を渡ると、そのまま「釧路大橋」で川を渡ります。

あれ? 「釧路川」は幣舞橋で越えた筈……と思いきや、こちらは「新釧路川」でした。河を渡ったところで T 字路に突き当たります。

いやー、いかにも釧路らしい風景ですね。「釧路」というと「雪に覆われた釧路湿原をタンチョウヅルが闊歩する」という印象をお持ちの方も多いと思いますが、都市としての釧路はバリバリの工業都市なんですよね。比較的近年まで炭鉱もあった筈です。

釧路だけど鳥取

国道 38 号線は新釧路川沿いに北上して、次の信号を左折します。

その信号の名は……

鳥取大通 1」です。釧路なのに鳥取。大胆なネーミングですね(笑)。

新富士だけど在来線

そして、左折した後は……

鳥取大通 4」の交差点を左折すれば「新富士駅」に行けるそうです。ますますワケがわかりませんね(笑)。ちなみに、根室本線の「新富士駅」のほうが、東海道新幹線の「新富士駅」よりも先にできています(1923 年開業)。

なんでこんなところに「新富士駅」があるのか……という話ですが、4 枚上の写真に答があります。これは製紙工場の写真なんですね。静岡県富士市と言えば「製紙の街」なのはご存じの通りですが、この工場はもともと「富士製紙」という会社が建設したものだったのだそうです。富士製紙の工場があるけれど、「富士駅」だと東海道本線の駅名とかぶるから「新富士」としたのだとか。64 年後に新幹線の駅ができてしまったのにはさぞかし驚いたことでしょう。

いざ帯広へ!

では、これからしばらくは国道 38 号線の旅です。いざ帯広へ!

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