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秩父鉄道の旅(その4)

三峰口行きの電車に乗車しました。車内は昔懐かしい感じのロングシートです。

天井には……扇風機しかありません。これまた懐かしいですねぇ。

懐かしの「国鉄マーク」

その扇風機をよーく見てみると……。

こ……これ……これは……! そう、懐かしの「国鉄マーク」です。

この車両は JR のお古ではなくて、国鉄のお古だったんですね。

本系列は、100形や800系(元小田急電鉄1800形)といった吊り掛け駆動方式の車両を置き換えるために、1986年から1989年(平成元年)にかけて元日本国有鉄道国鉄)→東日本旅客鉄道JR東日本)の101系のうち状態の良い3両編成12本36両を非冷房車のままで購入した。
Wikipedia 日本語版「秩父鉄道1000系電車」より引用)

ふむふむ。だから国鉄マークが残っているんですね……。ところで、この電車はもともと国鉄の 101 系だったのだそうです。山手線や京浜東北線で走っていた 103 系よりも古いタイプの車両だったようで、調べてみると製造打ち切りはなんと 1969 年とのこと(モーターつきの車両は 1966 年に打ち切り)。ということで、この車両は車歴 43 年以上の大ベテランだったようです。

前後の車両は冷房車です

ちなみに、乗車した車両は冷房がついていなかったのですが、窓の上をよーく見るとこんな表示が……

あーらら(笑)。確かに夏場だとちょっとキツかったでしょうねぇ。なんといっても秩父鉄道の本社は *あの* 熊谷市にあるのですから。

その後、埼玉県の補助金交付を受けて1994年(平成6年)から1997年(平成9年)にかけて双方の先頭車に集約分散式冷房装置が搭載された。
Wikipedia 日本語版「秩父鉄道1000系電車」より引用)

埼玉県 GJ ですね(笑)。3 両編成の真ん中の車両だけ冷房の取り付けを見送ったのは、技術的な問題があったのでしょうか。それとも補助金が足りなかったのか……。

元・西武

御花畑から三峰口までの間には、5 つの駅があります。

最初にやってきたのが「影森駅」です。

向こう側に見えるのは、元・西武鉄道の車両でしょうか。

CHICHIBU TETSUDO

次が「浦山口駅」。一見無味乾燥なデザインの駅名標ですが、次の駅が色分けされているのが面白いですね。

向こう側にはステンレス製の車両が。これは元・東急電鉄の車両っぽいですが……

東急のロゴがあったところには、なんと秩父鉄道の社章が(笑)。ロゴを外しておけば問題無いのに、ちゃんと自社の社章をつけなおすあたり、ちゃんとしてますねぇ。

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