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寝台特急「あけぼの」乗車記 (8) 「運転停車」

運転停車

寝台特急「あけぼの」は、日付が変わって 1 時過ぎに、長岡駅に到着しました。

時間も時間なので、客扱いの無い「運転停車」です。高崎から長岡までの終電という需要は無いのかな? と思ったりもしたのですが、高崎を 10 分ほど前に出る新幹線に乗れば、日付が変わる前に長岡に着いてしまいますからね……。

長岡駅では、上野から引っ張ってきた機関車が切り離され、代わりに直流・交流 60Hz、交流 50Hz の三電源に対応した機関車が連結される……そうです。あ、よーく見ると「青森」という方向幕が映り込んでいますね(笑)。

さすがにそろそろ寝ないといけませんよね。では、また翌朝にお目にかかりましょう。

秋田到着

えー、というわけで、おはようございます。時刻は朝の 6 時 40 分。秋田駅に到着しました。

ちょっと早すぎる感もありますが、秋田新幹線だとどう頑張っても 9:30 頃にしか秋田に着けないので、この時間に秋田に辿り着けるのはメリットがありますよね。ちなみにこの「あけぼの」は、秋田から青森の間の昼行特急としての一面もあったのだとか。

なるほど、これが「あけぼの」が廃止されずに残っている理由なんだな、と思ったものでした。車両は確かにくたびれているけれど、秋田に 7 時前に到着できるというのは絶対的なメリットがある、と思ったわけです。実際に乗車率もそれほど悪くなかったので、まさかあんなにあっさりと廃止になるとは思ってもみなかったですね……。

寝台解体

「あけぼの」は秋田を発車して、一路、青森を目指します。窓の外には田園風景が広がってきました。

せっかくなので、寝台を解体して、座席でのんびりと青森を目指しましょう。

これで良し……と。まるで二人席のようにも見えますが、実は随分とゆったりした一人席です。

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