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秋の道南・奥尻の旅 (44) 「海の向こうのあの島は」

奥尻島の最南端に位置する「青苗岬」にやってきました。「徳洋記念碑」のあるところから少し南に歩を進めると、そこはもう波打ち際です。

遠くに島が見えます。実はあの島が DASH 島……ではなくて、日本最大の無人島として名高い「渡島大島」です。ほぼ真北に位置する奥尻からは、こんな風に見えるのですね。

そして、ずっと手前の左側に岩礁が見えていますが、これは「室津島」でしょうか。「室津島」は一帯の総称らしく、「森磯島」「水上(みずかみ)岩」などの島や岩礁で構成されているようですね。

謎の段差

では、そろそろ車に戻ることにしましょう。

青苗岬の「徳洋記念碑」は、カーナビにもちゃんと掲載されていたことが確認できました。

青苗岬から青苗の集落に戻る途中で、妙なことに気がつきました。前方左側が青苗の集落なのですが、妙に小高いんですよね。

もしかして……と思ったのですが、やはり北海道南西沖地震の後、津波の被害が甚大だった青苗地区は土地の「嵩上げ」と「高台移転」を行っていました。そのため、集落のメインストリートが周りよりも 6 メートルも高いところにあったわけです。

千畳坂覆道

青苗のメインストリートに戻ってきました。こうやって見ると全く不自然には思えないのですが、波打ち際から見ると 6 メートルの高台の上なんですよね。

奥尻に戻るには直進ですが、ここはもちろん……

インド人を左に。左折して、西海岸に向かいます。奥尻島を一周しそうな勢いですね。300 m 先を更に左折すれば奥尻空港なのですが……

寄り道がすぎるのも何なので、ここは直進で。数分後、前方にスノーシェルター(千畳坂覆道)が見えてきました。

山が迫っているわけでもないのにスノーシェルターがあるのは不思議な感じがしますが、ちょうど西からの風が吹き込む場所なのかもしれませんね。稚内近郊のパーキングシェルターのような雰囲気もありますが、千畳坂覆道には駐車スペースは無いようです。

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