Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

奥尻郡奥尻町

アイヌ語地名の傾向と対策 (412) 「勘太浜・宮津・球島」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 勘太浜(かんたはま) kanna-ota?上方にある・砂浜 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 稲穂岬の南、稲穂集落から見て東に位置す…

アイヌ語地名の傾向と対策 (411) 「滝ノ澗・海栗前・稲穂」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 滝ノ澗(たきのま) tak-oma?ゴロタ石・そこにある (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 学生街……じゃなくてガロ川の東に位置する…

アイヌ語地名の傾向と対策 (410) 「勝澗岬・大岩生川・ガロ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 勝澗岬(かつま?──) kasi-{kas-u}?その上・{上を越す} (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 美ノ歌から見て東北東に位置する岬…

アイヌ語地名の傾向と対策 (409) 「蚊柱岬・磯谷岬・美ノ歌」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 蚊柱岬(かわしら──) kapar-shirar平らな・岩 (典拠あり、類型あり) 北国岬(幌内)の北にある岬の名前ですが、「北海道測量舎五万…

アイヌ語地名の傾向と対策 (408) 「神威脇・穴澗岬・幌内」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 神威脇(かむいわき) kamuy-ewak-i神様・おわす・ところ (典拠あり、類型あり) 神威脇は奥尻島西岸では最大の集落で、漁港や温泉が…

アイヌ語地名の傾向と対策 (407) 「千畳・藻内・清次郎歌岬」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 千畳(せんじょう) {kapar-us}-chikep-san-nay?{水中の平岩}・崖・浜に出る・沢{kapar-us}-tomari?{水中の平岩}・泊地 (? = 典拠あ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (406) 「深歌川・初松前・青苗」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 深歌川(ふかうた──) purke-ota??大水が出る・砂浜 (?? = 典拠あるが疑問点あり、類型未確認) 大カカリ石から 1 km ほど南を流れて…

アイヌ語地名の傾向と対策 (405) 「恩顧歌・力沢川・小カカリ石」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 恩顧歌(おんこうた) o-u-kot-nay?そこで・互い・に付く・沢u-kot-ota?互い・に付く・砂浜 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) …

アイヌ語地名の傾向と対策 (404) 「奥尻・烏頭川・赤石」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。本年ものらりくらりと続けていきたいと思いますので、生暖かい目で見守ってくだされば幸いです。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 奥尻(おくしり) i-kus-ta-mosirそれ…

ハートランドフェリー「アヴローラおくしり」乗船記(奥尻出港編)

奥尻から江差に向かうハートランドフェリー「アヴローラおくしり」に乗船しました。上階にある「一等ラウンジ」の右舷側の席に腰掛けて、ふと外を眺めてみると…… ボーディングブリッジの横に係の人がいました。いや、注目すべきはそこでは無くて…… お客さん…

ハートランドフェリー「アヴローラおくしり」乗船記(一等ラウンジ編)

奥尻から江差に向かうハートランドフェリー「アヴローラおくしり」の上階にある「一等ラウンジ」にやってきました。靴を脱いでスリッパに履き替えてから入室します。 ハートランドフェリーの「一等ラウンジ」と言えば、数年前に「フィルイーズ宗谷」の一等ラ…

ハートランドフェリー「アヴローラおくしり」乗船記(自販機編)

奥尻から江差に向かうハートランドフェリー「アヴローラおくしり」の車両甲板に車を停めました。奥の方に見えている入り口から、客室に向かいます。 「アヴローラおくしり」の船内設備などについては、以前の記事もご参照ください。ハートランドフェリー「ア…

秋の道南・奥尻の旅 (85) 「うにまるの出番」

瀬棚からやってきたハートランドフェリー「アヴローラおくしり」が奥尻に到着しました。さぁ、うにまるの出番です!ボーディングブリッジを降りてきたお客さんが、うにまるの姿を確認! さっそくカメラに収めるお客さんの姿も。 次々とお客さんがうにまるの…

秋の道南・奥尻の旅 (84) 「ドキュメント 3 分間」

本日の記事は、とある平日の 15:38 から 15:41 までの 3 分間のドキュメントでお届けします。「前にもあったよね」って、あ、いや、その……(汗)。 繋留作業開始! さて! なんと出港まで 30 分を切ってしまいました。瀬棚からやってきたハートランドフェリ…

秋の道南・奥尻の旅 (83) 「片道無料はじめました」

フェリーターミナル 2F の「辻おみやげ店」にて、奥尻名物「ハイシャーベット」を入手して興奮冷めやらぬ……と言った感じですが、もちろんちゃんと乗船手続きも済ませてきました。 そして、ハートランドフェリーさんですが、実はこんなキャンペーンを展開され…

秋の道南・奥尻の旅 (82) 「ハイシャーベット」

江差行きの最終便の乗船手続きを行うべくフェリーターミナルにやってきましたが、出港の 1 時間 25 分前ということで……まだ、ちょいと早すぎたようです。 ターミナルの 2 階には「喫茶軽食うにまる」と「辻おみやげ店」があるとのこと。行ってみましょう。 …

秋の道南・奥尻の旅 (81) 「奥尻島の路線バス」

ということで、こちらが「野名前」行きの奥尻 *町有* バスです。白ナンバーなのは気にしてはいけません(コミュニティバスではたまに見かけますよね)。 サイドには「うにまる三兄弟」(いつの間に)が。そして燦然と輝く「自家用」の文字も。 非常口の後ろ…

秋の道南・奥尻の旅 (80) 「海栗前のなまえが野名前」

道道 39 号を渡って、奥尻漁港にやってきました。ちょいと向こう側にフェリーターミナルも見えていますね。 このまままっすぐ行けばフェリーターミナル……だと思ったのですが、なんと目の前にはマリーナが。 結局、「トラベルハウス想い出」(と言うのだそう…

秋の道南・奥尻の旅 (79) 「セイコーマート♪」

乗船手続きの開始まで少し時間があったので、奥尻の中心地をブラっと散策してみることにしました。「ここの地盤は海抜 5m」の文字が光りますね。 フェリー乗り場を離れて、ちょいとだけ南に向かいます。 「想い出」は意外なところに かつては米軍基地もあっ…

秋の道南・奥尻の旅 (78) 「奥尻町のカントリーサイン」

奥尻島での最後の目的地、フェリーターミナルがある奥尻町奥尻に戻ります。奥尻町球浦まで戻ってきました。 奥尻島球浦では、実は二本の川がほぼ 100 m 間隔で海に注いでいます。何度か出てきた「球浦川」の北に…… 「白水川」が流れていました。 この時は、…

秋の道南・奥尻の旅 (77) 「稲穂小学校(跡)」

奥尻町最北端の稲穂集落にある、かつての「稲穂小学校」跡にやってきました。駐車場の場所がわからなかったので、グラウンドの跡にちょいと車を入れさせてもらって……。 稲穂小学校跡の建物に向かいます。このアングルで撮影すると土台の高さがわかりますよね…

秋の道南・奥尻の旅 (76) 「栃久保平治先生頌徳碑」

フェリーターミナルのある奥尻町奥尻を通り過ぎ、更に北へと向かいます。球浦川を渡って…… 奥尻町宮津に入ります。前の日に泊まったところなので、5 時間ほどかけて戻ってきた……とも言えますね。 宮津のシンボル、宮津弁天宮が見えてきました。 そしてさらに…

秋の道南・奥尻の旅 (75) 「奥尻島の愛されキャラ」

ついに、奥尻島に滞在できる残り時間が 3 時間を切りました。ということで、奥尻島最南端の青苗から、フェリーターミナルのある奥尻に向かいます。まだ行きたいところは沢山あるのですが……。 ここしばらく「北海道南西沖地震」の話題が続いていたので、「奥…

秋の道南・奥尻の旅 (74) 「人工地盤『望海橋』」

奥尻空港を後にして、再び青苗に戻ってきました。前方の青看板は T 字路であることを示していますが…… 実際には十字路でした。ちなみにこの十字路、どの方向に進んでも「道道 39 号」だという噂があります(未確認ですが)。 「望海橋」 直進すると、ほどな…

秋の道南・奥尻の旅 (73) 「奥尻空港っ!」

道道 39 号「奥尻島線」を左折して、奥尻空港に向かいます。えっ、奥尻に空港なんてあったのかって? 実はあるんですよね~ 定期便は一日一往復だけど 前方にゲートが見えてきました。もちろん営業時間内ですので、ふつーに立ち入ることができました。 ゲー…

秋の道南・奥尻の旅 (72) 「ボス登場」

「時空翔」のてっぺんから、「奥尻島津波館」の駐車場に停めてある車に戻ります。こうやって見てみると、「時空翔」って結構高いところにあるんだなぁ……と。遠くに「徳洋記念碑」も見ることができます。 階段を降りて、駐車場に戻ります。「奥尻島津波館」の…

秋の道南・奥尻の旅 (71) 「建立の由来」

奥尻島は青苗地区の人工的な丘の上にある「時空翔」は黒御影石でできているのですが、表面はツルツルに加工されているわけではなく、小さな穴が無数に空いているように見えます。 このアングルだとわかりやすいですね。この穴は元々あったものなのか、あるい…

秋の道南・奥尻の旅 (70) 「時空翔」

奥尻島津波館の北隣には、小高い人工の丘があります。丘には「時空翔」という題字が掲げられているほか、階段の横には由緒が記してありました。 トリミングしたものをご覧に入れます。「時空翔」は、北海道南西沖地震で亡くなった方々の慰霊碑なんですね。 …

秋の道南・奥尻の旅 (69) 「奥尻島津波館『復興宣言』」

「奥尻島被災20周年特別展示」の「これまで、そしてこれから」の最後を飾っていたのは…… 「復興20年ありがとう!」「奥尻島」の文字でした。そして、その下には「おわりに」として、次のような文章が添えられていました。 上記の展示を見ると、「被災20年」…

秋の道南・奥尻の旅 (68) 「奥尻島津波館『日本海中部地震の発生』」

「奥尻島被災20周年特別展示」として、「これまで、そしてこれから」と題された写真展示が行われていました(2013 年当時)。10/7 の記事の続きです。 もう一つの被災地 稲穂地区の移り変わり 北海道南西沖地震では、奥尻島北部の「稲穂地区」も、小学校が被…