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江差線日帰りの旅「江差 15:51」

4174D は江差の市街地に入ります。終点の江差駅が近づいてきました。ちなみに写真の真ん中に見える建物は「五勝手生活館」と言うみたいですね。

海のすぐ側を走っていた江差線は、五勝手川の手前で内陸寄りに向きを変えて高台に向かいます。

古くからある鉄道線はなぜか高台を好む傾向にあるような感じがしてならないのですが、「高台の方が地盤が安定しているから」という説明がなされる場合が多いようですね。なんのことやら……と思ったりもするのですが、海岸すれすれを走る日高本線が波で路盤がやられたのを目の当たりにして、ようやく理解できたような気がします。

この写真だと、随分と高台に上がったことがわかりやすいでしょうか。

江差 15:51

4174D は、定刻通りに終点の江差に到着しました。

前述の通り、江差駅は海からやや離れた高台に設置されています。ただ不思議なのは、町の中心部から随分と南に離れたところに駅が設置されているのですね。ハートランドフェリー奥尻行きフェリーが発着するフェリーターミナルまででも、1.7 km ほどの距離があります。

町役場は逆にやや北寄りにあるので、駅からの距離は結構なものがあります。もう少し町の中心部に近ければ、もう少し利用も伸びたりしなかったのかな、と思ったりもします。

ちなみに、江差線における上ノ国江差の関係と、瀬棚線における北檜山と瀬棚の位置関係ってどことなく似てるような気がするのですが、そう言えば瀬棚駅も町の中心部から若干南にズレていたような気がします。建設費を節約したんでしょうかね……?

ホームの先端から上ノ国方面を望みます。もともとは二線に分かれていたのを、一線だけ廃止したような形状をしていますね。

終着駅の駅名標です。

江差檜山振興局(かつての檜山支庁)が存在する町で、古くから港町として栄えたところです。沖合の陸繋島である「鷗島」の近くには、オランダ製の軍艦「開陽丸」のレプリカも展示されています。そんなこともあって、やはり「名所案内」も充実していますね。

え、これが改札口……? と思ったのですが、さすがにこれは違いますよね(吹きっ晒しで寒そうです)。いや、改札口であることに違いはないのでしょうけど、臨時改札口でしょうか。団体利用があったときなどに使用していたものでしょうか。

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