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春の新日本海フェリー「すいせん」スイートルーム "Avignone" 乗船記(夕食編)

約束の時間になったので、5 甲板のグリルにやってきました。朝食や昼食の時と同じく、チケット代わりの紙を係の人に渡すと席に案内して貰えます(なお夕食時に渡した紙は回収されてしまいますので念のため)。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2016 年 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、営業形態などが変更されている可能性があります。

テーブルにはグラスが用意されていて、ドリンクメニューも置かれています(代金は食事終了後に現金で支払います)。ただ下船まで 3 時間を切っているので、流石にドライバーの飲酒は NG ですよね。

18 時の時点では、曇り空ではあるものの、外はまだまだ明るいですね。グラスの水はディーゼルエンジンの細かな揺れに反応して小刻みに揺れることがあるのですが、もうすっかり気にならなくなってしまいました。慣れとは恐ろしいものですね。

春限定『芽吹きの春 ~和洋創作会席~』

夕食は「春限定『芽吹きの春 ~和洋創作会席~』」です。メニューを見ると洋食っぽい感じで、どの辺に「和」のテイストがあるのか……と思ったのですが、そう言えばナイフとフォークではなく箸が置かれていますね。

ということで「前菜」の「鰹のたたき風マリネ ガーリックオイル添え」です。なるほど、「鰹のたたき風マリネ」という時点で和洋混淆ですね。文明開化の味がします。

魚料理

続いて「魚料理」です。「帆立貝の雲丹ソース焼き」は、食材のチョイスこそ和のテイストを感じさせますが、見た目もお味も文句なしに洋食ですね。

手前に「×××」状に置かれたアスパラがいいアクセントになっています。道産食材とは明記されていませんが、北海道を感じさせるチョイスです。

肉料理

「魚料理」を味わったあとは一旦皿が下げられて、続いて「肉料理」の登場です。「牛ホホ肉の赤ワイン煮」とのことですが……

これは……! 魚料理に続いて「生きててよかった!」と思わせるメニューですね(大げさ)。

「ホホ肉」は大変柔らかく、箸だけで切り分けることができてしまいます。ナイフが無くても大丈夫なほど柔らかいというのは素晴らしいですね……。

最近はなるべく「食材が美味しく見える写真」を撮るべく精進しているのですが、これは写真の出来とは無関係に美味しそうですよね。

食事・吸物

次は「食事」と「吸物」の登場です。「スモークサーモンの棒寿司」と「旬のすまし汁」は「和」への回帰を印象付けるチョイスですね。

「すまし汁」の中には……ああっ、ピントがボケてしまっている! ピンボケを頻発することでは定評のある私ですが、接写は難しいですね……。

デザート

「和」と「洋」のテイストが渾然一体となった創作会席を頂いているうちに 1 時間ほど経過してしまいました。気がつけば日も沈み、外には夜の帳が下りようとしています。そして何よりも現実に引き戻されるのが、既に陸地が近くに見えているというところですね……。

現実に引き戻されるのをなんとかして阻むべく、絶妙なタイミングでデザートが出てきました。食後のコーヒー(または紅茶)と「甘味」の登場です。

「甘味」は「オーセントホテル謹製 桜のビュルレ」とのこと。脳みそがとろけるお味でした!(最高!)

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