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春の新日本海フェリー「すいせん」スイートルーム "Avignone" 乗船記(電波編)

昼食後の船内ウロウロを終えて部屋に戻ってきました。あとは夕食までのんびりと待つだけですが、「コンファレンスルーム」で映画を見ることもできますし、また繁忙期はパフォーマーの方が乗船している場合もあります。この日はジャグリングのショーが企画されていたのですが、よく見ると「映画上映」と「ジャグリング」は見事に時間が被らないようになっていますね!

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2016 年 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、営業形態などが変更されている可能性があります。

DVD を見たり風呂に入ったり

ということで、コンファレンスルームで映画鑑賞(今もやってるんでしょうか?)も良いですが、スイートの船室には DVD プレーヤーが設置されているので……

持ち込んだ DVD を再生することも可能です(ディスクの取り忘れに注意!)。「すいせん」の DVD プレーヤーは比較的新しいものなので、VR フォーマットの DVD-R も再生可能でした。このニューガーデンは「お笑い担当」から「期待の若手」にステップアップした頃でしょうか……?

あとオススメなのが風呂です! 昼間っから大海原を眺めながら風呂に入ると天下を 0.2 % ほど取った気分になります(天下は広いのね)。

舳倉島

ということで、のんびりと船旅の午後を愉しんでいたところ……

あれっ? 右側に陸地が!?

この陸地……島なんですが、良く見てみると灯台のような建物がいくつか並んでいます。どうやらこれが「舳倉へぐら島」のようです。

地理院地図には長距離フェリーの航路が点線で図示されているのですが、この点線はかなり適当に描かれているようで、たとえば小樽・舞鶴航路は奥尻島の西側を通る筈ですが、地理院地図では東側を通るように描かれてしまっています。

(この背景地図等データは、国土地理院地理院地図から配信されたものである)

そして舳倉島についても、島の北側の沖合を通過するのではなく、実際には島の南側を通過する……ということだったようです。しかも比較的島の近くを通過するので、携帯電話が基地局の電波を拾うことができるのです!

電波事情についてはここまであまり触れることが無かったのですが、苫小牧東から敦賀に向かう場合、津軽海峡を過ぎるとマトモな電波を掴むことはほぼ無いのですね。そんな中で、14 時過ぎに舳倉島の電波をおすそ分けしてもらえるのは正しく「天の恵み」と言った趣が……。

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舳倉島の恵み」を享受した後は、再び圏外が続きます。

右舷の客室からは沈みゆく夕陽を眺めることもできます。気がつけば間もなく 18 時です。

この位置表示が正確であれば、現在は片山津あたりの沖合を航行中ということになりますね。

あらっ? 本来だと天気予報か道路情報が表示される筈ですが、やはり通信環境が厳しいのか、時折こんな画面になることも。

グリルで夕食を

それでは、18 時になりましたので、夕食をご馳走になるべく、5 甲板のグリルに向かいましょう。

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