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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (140) 「ゴールデンウィーク特別展示」

展示室?の上方の壁には「北海道スペースポート計画」と題された絵(想像図)が描かれていました。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

パネルにも「宇宙港」関連の新聞記事をスクラップしたものが貼られていました。

その横には、どこかで見たことのある人物の名前も……

ここにもスクラップが貼られていますが、この人、かつて粉飾決算で服役したこともあり、その後も色々と物議を醸す言動が多いので、個人的には色々と疑問を禁じえない人物です。

GW 特別展示

別室には「GW 特別展示 インターステラテクノロジズ展」とあるのですが、この会社を創業したのが件の人物とのこと。

中にはロケットの想像図が描かれた巨大なパネルが。よく見ると土台がブロック塀で、後ろに下駄箱っぽい棚もあります。多目的室……なんでしょうか?

ロケットの実物(実物大模型?)も展示されています。どこかで見たことのある会社の名前も見えますが、スポンサー枠なのかネーミングライツなのか……?

どうやら一番手前に置かれている、もっとも小さなロケットが「はるいちばん」だそうで……

真ん中に置かれているのが「すずかぜ」とのこと。

ネーミングセンスに独特のものが感じられるのですが、ロケットの地上燃焼試験用コントローラも展示されていて……

なつのロケット団」って、ちゃんと専用ロゴ(書体?)もあるんですね。

撮影禁止?

なんか「サブカル感」が凄いんですが、「ちゃんとロケット飛ばしてますよ」というアピールも行われていました。

こちらのロケットエンジンのノズル、色合いが後ろのドアと完全に一致していて、まるで木造のように見えてしまいますね。

隣には「推力 10 kNキロニュートン(1トン)級エンジン」と銘打たれた金属製の筒のようなものが置かれているのですが……

あっ。完全に見落としてました(本体も写真を撮影しちゃってました)。すいません。

アブレータとか姿勢制御実験機とか

こちらは「150 kg 級エンジン アブレータ・ノズル」とのこと。黒い鉛筆のような棒が 3 本(実際には 4 本あるのかも)見えますが、これは何なんでしょう?(固定用の金具?)

「アブレータ」って何なんだろう……という疑問についても、ちゃんと解説が用意されていました。カブレラとかソレイタの親戚ではなく、ロケットエンジンの燃焼室の内壁のことなんですね。燃焼によって生じる膨大な熱を漏らさずに受け止める必要がある……と理解しました(勘違いだったらすいません)。

こちらはロケット打ち上げ後の姿勢制御実験用の機体(胴体部)とのこと。空気抵抗が存在しない宇宙空間では「回りだしたら止まらない」ので、自転の抑止や姿勢制御用のロケット(やガスジェットなど)が必要になります。その辺のテスト用の機体みたいです。

まぁ、地元の人にとっては「何のことやら」なんでしょうけど、こういった先進的な技術開発が手の届くところで行われている……というアピールが重要なんでしょうね。

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