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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (142) 「未成道?」

国道 336 号と道道 55 号「清水大樹線」が接続する交叉点にやってきました。道道 55 号はここが終点とのこと。「この辺に『清水』ってあったっけ……」と思ったのですが、十勝清水のことだったんですね(汗)。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。

「大樹町多目的航空公園 SORA」と「晩成温泉」の案内が立っているのですが……

最新のストリートビューでは、「SORA」の看板が「北海道スペースポート HOSPO」に変わっています。あと公衆電話の横の自販機群が撤去されていますね。

面白いことに、2014 年 6 月に撮影されたストリートビューでは、看板には「大樹町 多目的航空公園」と描かれています。この 10 年の間に少なくとも 2 度模様替えした……ということになりますね。

106 系標識

右折すると「晩成温泉」(あるいは「大樹町多目的航空公園 SORA」)に逆戻りなので、直進して道道 55 号「清水大樹線」に入ります。

道道 55 号「清水大樹線」は中札内を経由して十勝清水に向かう路線ですが、青看板には「国道 236 号 9 km」と「大樹市街 10 km」だけが並んでいました。メイントピックが「国道 236 号」で、「大樹市街」が近傍の地名という扱いなのですね。

この手の青看板にも実は色々とルールがあるらしく、https://www.hrr.mlit.go.jp/road/dourohyoshiki/dourohyoshiki.html によると、この看板は「106 系標識」と言うのだそうですが、「下から順に標識設置箇所から近い地名が表示されています」とのこと。この看板の場合、下の「大樹市街」のほうが距離が長いのですが、これは例外なのでしょうね。

人家の密集地だったので 40 km/h だったのですが、無事制限は解除されたようです。引き続き安全運転でまいりましょう。

ちょいとショートカットして

大樹の市街地が近づいてきました。道道 55 号はこの先の六叉路で道道 773 号「萠和大樹停車場線」と合流して市街地に向かうのですが……

道道 55 号経由だと少しだけ遠回りなので、正面に見えている町道に入ってショートカットします。

十字路を右折して国道 336 号に入りました。右側に JA 大樹町の倉庫や整備工場などが並んでいるのですが……

「カレーが食べたい!」を思い出してしまいました。

未成道?

このあたりの国道 236 号も殖民区画を無視したルートで、北に向かってまっすぐ延びています。若干西偏しているようにも見えるので、もしかしたら磁北に向かっているのかもしれません。

道路情報表示板には「十勝地方 なだれ注意報発表中」と表示されていました。この時期の定番ですね……(夏の間は「雷注意報 発表中」が定番のような)。

国道 236 号は右にカーブして殖民区画に準拠したルートに移行します。まっすぐ進む道が見えていて、この道が帯広広尾自動車道の忠類大樹 IC への最短ルートっぽいのですが、流石にその案内はありません。

ちなみに「磁北?に向かう道」はこの先にも存在しています。

しかも、更別村側にも道道 238 号「更別幕別線」を延長したような道が存在します。もしかして、これって「未成道」なんでしょうか……?

Naumanzo Memorial

忠類大樹 IC へは、素直に国道と「忠類北 4 線」を通ってほしい……ということなのでしょうね。「忠類大樹 IC」というネーミングですが、見事に旧・忠類村(現・幕別町)と大樹町の境界付近にあります。

「道の駅忠類」の案内板が立っています。忠類と言えばナウマン象!ですが、「ナウマン象記念館」、英語だと "Naumanzo Memorial" なんですね(汗)。

そして、何故か距離を修正した形跡があるのですが、もしかして「忠類大樹 IC」の手前に移設した……とかでしょうか。「帯広広尾自動車道」はいわゆる「無料高速」なんですが、「無料高速」の怖いところは現道のトラフィックが完膚なきまでに吸い上げられるところなんですよね……。

そりゃあ信号がなくて「飛ばせる」上に「無料」だったら使わない手は無いわけで、結果的に現道沿いの施設の「見込み客」が激減することに……。

【おことわり】本記事内の写真は以下の目的のために Adobe Firefly の生成 AI による生成塗りつぶしを使用しているものがあります:フロントガラスへの映り込み除去

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