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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (148) 「王国の跡」

道道 109 号「新帯広空港線」を北に向かいます。青看板(106 系標識)の下にはダムの前で踊っているノリノリのお兄さん……のように見えますが、これはきっとスピードスケートですよね。右側の「看板の裏」には「エゾリスのふるさと帯広市」と書いてあります。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

空港の西にある防風林(防音林かも)を抜けて北北西に向かいます。右側に「サホロリゾートまで 80 km」という看板が立っているのですが、「ジャスコまで直進 110 km」には負けるものの、これも中々のものですよね。

ただこの看板も、2023 年 7 月のストリートビューでは……

見事に消え失せていました。残念至極でございます。

地域高規格道路帯広空港道路」

道道 1157 号「幸福インター線」と接続する交叉点にやってきました。道道 1157 号はここが起点とのこと。

左折して幸福インター方面に向かいます。ガードレールこそ無いものの、中央分離帯のある立派な道路ですが、この道は地域高規格道路帯広空港道路」とのこと。

少し進んだところで、見るのを忘れていたスポットがあったことを思い出したので、あわてて U ターンして……

東に向かいます。道道 1157 号はこの先の交叉点でおしまい(厳密には起点)ですが、道路はこの先も続いています。

グリュック王国跡地

臙脂色の屋根が眩しい牧場の建物の前には立派な並木が見えます。これはポプラとかでしょうか……?(並木は白樺とポプラしか思いつかないという説も)

並木のある心地よい道を東に向かうと……なにやら看板らしきものが見えてきました。

あー、これですか……。かつてここに「グリュック王国」という遊園地? テーマパーク? があったそうです。

ご覧の通り過去形ですが、Wikipedia によると 1989 年に開園するも、年間 70 万人ほどだった入場者数も数年で半減するなど経営環境が厳しくなり、2003 年には営業再開ができなくなり、2007 年に閉園したとのこと。理由は不明ですが今も建物が撤去されずに放置されていて……

入口には「立入禁止」の看板が並ぶことに。ただ、この看板自体が……

朽ち始めているというのも、これまたなんとも……。

突然の鶴丸マーク

遠目から「グリュック王国」の遺構が見えることを期待して、300 m ほど東にある道路を右折してみました。

右前方にはメロンのオブジェレーダーサイトらしきものが見えますし、よーく見ると正面には JAL 機の尾翼も見えます。どう見ても帯広空港に戻ってきたような……。

女満別空港でも見かけた、航空管制レーダーっぽいものを載せた楼閣も見えます。

この先「止まれ」あり

「第 2 駐車場」の近くにやってきました。ここからは 40 km/h 制限らしいのですが……

「この先 止まれ あり」という補助標識は割と珍しいのでは……?

この道はいつか来た道

さすがにもう一度ロータリーを一周するのは回避して、右折して道道 109 号「新帯広空港線」に戻ってきました。

「旧広尾道路」と合流して道道 109 号を北に向かいます。青看板の下にはダムの前でノリノリでポーズを決めるお兄さんが……。この道はいつか来た道……(汗)。

【おことわり】本記事内の写真は以下の目的のために Adobe Firefly の生成 AI による生成塗りつぶしを使用しているものがあります:ダストノイズ除去、フロントガラスへの映り込み除去

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