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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (147) 「とかち帯広空港」

道道 238 号「更別幕別線」の指定を外れた道を直進すると、いつの間にか帯広市に入っていました。カントリーサインは……見かけなかったような。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

ところでこの道路、道道では無いので村道、あるいは市道だと思われるのですが、更別村側にはこんな標識が立っていました。

「旧広尾道路」とあるので、やはり単なる村道では無く、歴史がありそうな感じがします。

あつまれ レンタカーの会社

とかち帯広空港」に向かう道が分岐しています(ここから先は道道 109 号「新帯広空港線」です)。せっかく近くまで来ているんですし、右折してちょいと帯広空港(あ、「とかち帯広空港」か)を見に行きましょうか。

空港の名前(愛称)は「とかち帯広空港」で、路線名は「新帯広空港線」のようです。「新帯広空港」と呼ばれるからには「旧帯広空港」もあったわけですが、現在の陸上自衛隊「十勝飛行場」がかつての帯広空港だったとのこと。さすがに市街地に近すぎてジェット機の導入が困難になったため、1981 年に現在地に移転したようです。

空港に向かう道路脇には「ニッポンレンタカー」「日産レンタカー」「オリックスレンタカー」「タイムズカー」「トヨタレンタカー」(アルファベット順)が一箇所にまとまっていました。レンタカー会社って空港からびみょうに、本当にびみょうに離れていますが、この 5~600 m ほどの距離でも送迎車が出るのでしょうか……?

そう言えば、「タイムズカー」だけはなぜか空港の敷地内にも事務所があるみたいですね。これまた謎な感じが……。

1 週間を超えて駐車されるお客様は

とかち帯広空港」のロータリーにやってきました。白樺並木が素敵ですね……!

「お願い」と題された看板が立っているのですが、「1 週間を超えて駐車されるお客様は──」とあります。えっ? と思わせますが、「とかち帯広空港」って確か駐車場が無料なんですよね。

この日はゴールデンウィークのど真ん中で、観光での利用も多い時期でしたが……

あー。やはり全ての駐車場が満車とのこと。そのため緑地を「臨時駐車場」として開放していたみたいです。

満車! 満車! 満車っ!

とかち帯広空港」のターミナル前にやってきました。左右に車列ができちゃってますが、これ、もしかして駐車している……?

搬入、あるいは搬出に来たトラックが妙な位置で止まっていました。

ここにも「満車」の文字が。「南」「第 2」「駐車場をご利用下さい。」と出ていますが、それらも既に満車なんですよね……。

「利用者は駐車無料」というのは、利用促進のためにはこの上なく強力な施策ですよね。極端な話、首都圏に居住している人でもセカンドカーを帯広空港にキープする、ということもできてしまいます。

ずっと駐車場が占有されるという問題こそあれ、道内に「飛ぶ」際に積極的に「とかち帯広空港」を使うことになると思われるので、囲い込みという意味でこれほど強力な球はなかなか無いような……。もっとも、多客期に駐車場があふれるというのは問題なので、駐車場の拡張なども検討してほしいところですが……。

「一週間以上」の長期駐車を、ターミナルから比較的遠い駐車場に誘導しているあたりも適切な施策なんじゃないかなぁ、と思っています。

美しき白樺並木

割と横長のオーバルをクルっと回って、今度は北北西に向かいます。ギリギリ敷地内に白樺並木が並んでいますが、よく見ると枝が全て敷地の外に向かっているようにも。風……ですかね?

この白樺並木、防風や防雪に機能しているかどうかは謎ですが、景観という意味では最高ですよね……!(白樺並木大好き) 少しずつ緑に覆われ始めるこの時期が特に良いのでは……!

白樺並木が美しいロータリーを抜けて、道道 109 号「新帯広空港線」に戻ってきました。ここが道道 109 号の起点のようですが、「20 t 超」という珍しい標識もありますね。

これは「総重量限度緩和指定道路」を意味するそうで、20 t を超える自動車でも走行できますよ、という意味みたいですね。

ウソくさい補正

「旧広尾道路」と接続する T 字路まで戻ってきました。酷い逆光だったのを、力技でガシガシ補正してみました。

折角なので補正前の写真もどうぞ……(汗)

【おことわり】本記事内の写真は以下の目的のために Adobe Firefly の生成 AI による生成塗りつぶしを使用しているものがあります:フロントガラスへの映り込み除去

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