Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

きょうの出来事(2024/4/11)

父島二日目は、レンタカーで島内一周となりました。まずは「ウェザーステーション展望台」に向かうと……

鳥がいました。特徴のあるカラーリングですが、名前は後で調べます……(汗)。テレ端 70 mm のレンズを「全画素超解像ズーム」で 140 mm 相当にしたのですが、やはり色々と物足りないなぁ……。ということで

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きょうの出来事(2024/4/10)

竹芝桟橋から小笠原は父島の二見港まで、小笠原海運の「おがさわら丸」で移動です。

外海で、しかも低気圧が通過したとあって、海はなかなかの荒れ模様でした。

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きょうの出来事(2024/4/9)

雨が降る中、竹芝桟橋フェリーターミナルにやってきました。

低気圧接近により高速船は欠航が出ていますが、「おがさわら丸」は予定通り運航のようです。

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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (166) 「白樺林の中のダート路」

「岩内仙峡」で渓谷美を堪能したので、どうせなら「岩内自然の村」にも行っておこう……と思い立ってしまいました。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

ということで「岩内仙峡」の駐車場を出て、右(南西)に向かいます。

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北海道のアイヌ語地名 (1130) 「マサルカ・戻辺川・キラコタン」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。

(この背景地図等データは、国土地理院地理院地図から配信されたものである)
地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。

マサル

{masar-ka}?
{海岸の草原}
(? = 記録はあるが疑問点あり、類型あり)
(この背景地図等データは、国土地理院地理院地図から配信されたものである)

白糠町には「マサルカ」を名乗る地名が二つあり、一つは「庶路マサルカ」で、もう一つが白糠駅周辺の「マサルカ」です。『角川日本地名大辞典』(1987) によると「昭和46年~現在の白糠しらぬか町の行政字名」としつつ、「昭和54年一部が東 1 条~東 3 条の各南北,西 1 条南となる」とのこと。これを見る限り、白糠駅周辺の市街地の大半が「マサルカ」だったことになりますね。

Google Map や Mapion などの Web サイトでは、「白糠町マサルカ」は茶路川河口の東側の地名として出てきます(Google Map は、何故か「シラリカップ川」上流域にも出てきますが)。

マサルカ」は「海岸の草原」を意味する語で、「小辞典』にも次のように記されています。

masar-ka マさㇽカ もと「マサルの上」の義。海岸の草原。これは砂浜より一段高くなっているのが普通である。
知里真志保地名アイヌ語小辞典』北海道出版企画センター p.58 より引用)

これによると masar-ka は「海岸の草原」とありますが、masar の項にも……

masar, -i マさㇽ 浜の草原。
知里真志保『地名アイヌ語小辞典』北海道出版企画センター p.57 より引用)

「浜の草原」とあり、masarmasar-ka の違いが今ひとつ良くわかりません。元々は masar上手かみてを意味していたのが、やがて事実上 masar と同義に変化した……とかかもしれません。

角川日本地名大辞典』にも次のように記されていたのですが……

地名の由来は,アイヌ語の(サンケ)マサルカ(海岸の砂地に続くはまなすなどのある草原の意)による。

『地名アイヌ語小辞典』(1956) によると、海岸部の名称には大きく分けると ota(砂浜)と masar(草原)があり、masar の海側が sanke-masar(前に出る・草原)だとのこと。sanke-{masar-ka} だと「前に出る・草原の上手かみて」になってしまうので、やはり masar-kamasar と同義になっていたと見るべきかもしれません。

戻辺川(もとっぺ──)

motot-pet??
背骨・川
(?? = 記録はあるが疑問点あり、類型未確認)
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