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春の道央・道北の旅 2010 (6) 「ここまで来るのに 10 万円、隣とセットで 700 円」

ここまで来るのに 10 万円、隣とセットで 700 円

ドアを開けてすぐ右手に窓口がありました。中に女性がいたので 400 円を支払おうとしたところ、「道路の向う側にも博物館があって、そこの入場券とセットだと 700 円です」とのこと。まだ時間にも多少の余裕はありますし、せっかく近所にあるんですから、わざわざ「二風谷アイヌ文化博物館」をスルーする必要もありません。ありがたく申し出を受けて 700 円でチケットを購入したのでした。

敗因を語る

この日は道内もポカポカ陽気で、15~6 度くらい(いや、もっと?)はあったと記憶しているのですが、上着を羽織らずに中へ入ろうとしたところ、「中は寒いですから」と忠告して下さいました。とは言え、駐車場に戻るのも面倒だったので、結局は薄着のまま中に入っていったのですが。

中はこんな感じです。そして本当に寒かったです(←)。いや、暖かくなったのもここ数日のことで、日の入らない博物館の館内がいかに底冷えしているものか、ということを予期できなかったのが敗因のような気がします。

250 名収容

展示室は決して広いとは言えないのですが、しかし、

ちょっとした講堂のような部屋もあります。

この部屋には 250 名着席可能なのだそうです。

レシピもあったり

中には、こんなものまで。

「チタタㇷ゚」という鮭料理のレシピもあったりします。タタキのようなもの、でしょうか。なんだか美味しそうです。

場違いと思われる……

ほかにも、何故かこんな展示物もあります。

「いかり」と「たこつぼ」なのですが、これらはもともと水俣の海にほど近い漁師さんの家にあったものだそうです。

「私達は場違いと思われるこの場所へ連れて来られたのです」とのこと。確かに「アイヌ資料館」の展示物としては、ちと「場違い」ですね(笑)。

その「場違いなもの」まで蒐集してきたのがこの方、萱野茂さんです。どんな方だったかと言うと……また明日にしましょう。

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