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泰緬鉄道乗車記 (39) 「ドー、ハンデッド!」

昔の人は言いました

昔の人は言いました。「おうちに帰るまでが遠足です」と。

というわけで……これからチャオプラヤ川を渡ってホテルまで帰らないといけません。最初は、川を航行している「水上バス」にでも乗って帰ろうか……などと優雅なことを考えていたのですが、とてもそんな体力も余していなかったわけで、あっさりとタクシーで帰ることに決めたのでした。

とは言っても、トンブリーの駅前で網を張っているタクシーは、何となーく危険な予感がします。あ、その前にバンコクのタクシーの話から……。

タクシーには二種類ある

バンコクのタクシーは、大きく分けると二種類あります。

このように、"TAXI-METER" と掲げている「メータータクシー」と、単に "TAXI" とだけ書いてある「メーターじゃないタクシー」の二種類です。メーターが無いタクシーはどのように料金を決めているかと言うと、個別交渉で決めています。当然ながら、適正価格を知らないとぼったくられる危険があるわけで、最近は随分と「メータータクシー」が増えてきているようです。

ドー、ハンデッド!

そういうわけで、駅前の市場を抜けて、車通りまで歩いてから流しのタクシーを拾うことにしました。バンコクも、かなりタクシーの数は多い街なので、すぐにメータータクシーを拾うことができました。

ドアを開けて……

「セントラルワールドまで」
「オーケー」

ということだったので、車内に乗り込みました。すると……

「ドー、ハンデッド」
「???」
「ドー、ハンデッド!」

しきりにドライバーの兄ちゃんが「ドー、ハンデッド」を連発します。ん、これは「ドアが閉まってないよ」ということかと思って、ドアを開けて閉め直したりしたのですが、実は……

何のことは無い、"Two Hundred" と言っていたのでした(汗)。つまり、メーターはあるけれどもそれを使う気はさらさら無くて、古式ゆかしい価格交渉を持ちかけられたのでした。

今朝、ホテルの前からトンブリーまで来た時は、ちょうど 105 バーツでした。それを考えるとほぼ倍なのですが、何しろこっちは缶ジュース 1 本に 110 バーツを吹っ掛けられた身です。しかも長時間外の風に当たって鼻水ずるずる、身体も弱っています。価格交渉などはせずに、素直に 200 バーツで交渉妥結と相成ったのでした。

セントラルワールドへ

「セントラルワールド」という、バンコクの中心部(だと思う)にある複合商業施設に向かう道もご多分に漏れず、ものすごく渋滞していました。

結局、トンブリーからセントラルワールドまで、なんと 50 分もかかってしまい……。こうやって考えると、200 バーツはそれほどむちゃくちゃな値段設定でも無かったなぁ、などと思ってしまいました。

腹減った!

セントラルワールドに到着したのが 19:30 頃。「腹減った!」ということで……

この日はちょうど金曜日だったので、「ココイチ」にでも行って日本のカレーでも……と思ったのですが、なんと「ココイチ」に客待ちの列が(笑)。わざわざ並んでまで食べることもないし、かといって他に食欲をそそるものも無いし……ということで、

ニュージーランド産の生乳をふんだんに使ったとの触れ込みのお店で、こんなものを注文。一気にいただきました。いやー、なかなかのお味でした!

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