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道東の旅 2011/春 (110) 「異国と接する海」

最東端の難破船

納沙布岬の突端部で、なにやら熱心に写真を撮影されている方を見かけたのですが、後ろの方をよーく見ると……

はい。何やら錆びた金属の塊のようなものが見えます。

さらに拡大してみると……

はい。スクリューが見えましたね。どうやらこれは難破船の残骸のようです。それほど大きな船では無いようですが、このあたりで座礁して……ということではなくて、どこかの海上で転覆して放棄されたものが、たまたま納沙布岬に流れ着いた、というのがたぶん正解かなぁ、と思います。

海でもしもし 118 番

このあたりは、断崖絶壁では無いのですが、

ご覧の通り、それなりに岩の多い「荒磯」といった感じの地形です。そして、こんな看板も。

せっかくなので、拡大してお見せしましょう。「海のもしもは 118 番」です。間違って 110 番してはいけません。

「命を守る 3 つの基本」は「ライフジャケット」と「携帯電話」そして「海のもしもは 118」だそうです。海岸にいるのであればさておき、海の上から携帯電話が使えるものだろうか……と思ったりもするのですが、これが意外と繋がるので焦ります(汗)。

さりげなく「※ 灯台構内の立入禁止区域は危険ですので、入らないようお願いします。」と書かれていますね。気をつけましょう(笑)。

異国と接する海

ちなみに、立入禁止区域のちょと手前からでも、海を眺めるとこんな風景が見えます。

はい。海なんですが、よーく見ると島?が二つ?ほど見えていたりします。拡大すると……

はい。「これが島か?」というツッコミも入りそうなのですが、これは歯舞群島の「貝殻島」の灯台です。「貝殻島」は、限りなく岩礁に近い「島」なのですが、その「島」のほぼ全域を使って灯台が建てられました。かつてはこの灯台から日本の一挙手一投足を監視していたのですね。もちろん、こんなベタなやり方は現代では不要となったので、今は無人になっている……筈です。

さて何でしょう

貝殻島のすこし左側に見えるのが……

えーっと、これが「水晶島」ですね。国土地理院の地図を見ると「アキアジ場」のあたりに建物の絵も見えるのですが、ここも今は無住の地です。ただ、ロシア軍の国境警備隊(ロシア国境軍)が常駐してしっかりと警備しているのだとか。

肉眼では残念ながら見つけられなかったのですが、カメラを目一杯ズームすると、こんなものが見えました。

これ、一体何なんでしょうね。

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