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道東の旅 2013/春 (124) 「北方民族の衣装いろいろ」

北方民族の衣装いろいろ

網走市にある「北海道立北方民族博物館」の話題を続けます。昨日の記事では、常設展示室に入ったところまででしたね。

ナナイの花嫁衣装

展示されていた衣装をいくつか撮影してきました。まずはこちらから。

こちらの衣装ですが、右下に次のような資料ラベルがつけられていました。

「ナーナイ花嫁衣装」とあります。ナーナイ(あるいはナナイ)はアムール川流域で暮らしている少数民族ですね。ナナイはアイヌと共通する習俗が多く見られるという説がありますが、遠い昔は同一の祖先を持っていたりしたのでしょうか。

北海道アイヌ男性用衣装

続いてはこちらです。

見事に手ぶれしてしまっていますが、こちらは「北海道アイヌ男性用衣装」とあります。

北西海岸インディアン儀礼用衣装

続いてはこちら。

なんだかさすらいのメキシコ人のような雰囲気が感じられますが(どんなだ)、これは「北西海岸インディアン儀礼用衣装」とのこと。アラスカの太平洋沿岸部で暮らしているトリンギットの衣装とハイダの帽子だそうです。

色分けには意味があった

展示品につけられている資料ラベルは黒ベースに白地で目に優しいものですが、左上にワンポイントのような形で色がつけられています。あまり深く考えずに展示を見ていたのですが、実はこんなルールで色分けされていました。

北半球の北方に暮らす民族は沢山いるのですが、ここではこのような大区分で色分けがなされていました。ナナイは「沿海州及びサハリン地域に住む民族」という区分になるのですね。

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