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道東の旅 2013/春 (151) 「ざいもく岩トンネル」

マッカウス洞窟

工事中だった(現在は開通済み)「マッカウストンネル」を横目に見つつ、海沿いの道を走ります。

道の左側に駐車スペースが見えますが、これが「ひかりごけ自生地」として有名な「マッカウス洞窟」最寄りの駐車場です。大型バスが何台が停車できるだけのスペースが確保されています。

なお、このマッカウス洞窟ですが、岩塊内部に亀裂が見つかったとのことで、昨年の 3 月時点で「全面立入禁止」となっているようです。最新の情報は http://www.rausu-shiretoko.com/sightseeing.html でご確認ください。

知徒来川

知徒来(ちとらい)川の手前でマッカウストンネル(当時工事中)からの道と合流するのですが……

トンネル工事に合わせて橋も架け替えが行われていたようで、仮橋が設けられていました。

ざいもく岩トンネル

1 km ほど走ると、灯台の真下をトンネルが通っていました。

ちなみにこのトンネル、「ざいもく岩トンネル」と言うそうなのですが、何故に「ざいもく岩」なんでしょうね?

ちょいと気になったので調べてみたのですが、我らが「角川──」(略──)に記載がありました。

北境のろうそく岩近辺は柱状節理がみられ,材木岩とよばれている伝説がある。
(「角川日本地名大辞典」編纂委員会・編「角川日本地名大辞典 1 北海道(下巻)」角川書店 p.1149 より引用)

へぇ~。言われてみれば、トンネルポータルのデザインも柱状節理っぽいです。まるで縦に並べた材木のように見えたから「材木岩」だったのでしょうか。

細長い集落が続く

トンネルを抜けると「海岸町」の集落です。

我らが「角川──」によると、羅臼の「海岸町」は、もとは「チカップコイキウス」「ハシコイ」「トビニタイ」「サシルイ」「トノカルウス」「オッカバケ」という地名だったのだとか。意味は……また後々取り上げていきましょう(いつになるのやら)。

羅臼の面白いところは、山と海の間を走っている道路沿いに、ずーっと集落が続いているところです。羅臼町の役場があるあたりから、もう 4 km 以上離れていますが、人家が途切れることは殆どありません。

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