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冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (12)「金辺峠から徳力へ」

「動物注意」の国道 322 号バイパスで小倉に向かいます。国道 322 号バイパスと言えば片側 2 車線のめっちゃ快適な道……の筈なのですが、採銅所から金辺峠までの間、すなわち香春町側は片側 1 車線のままでした。

左手に国道 322 号(現道)が見えてきました。地図で見るとバイパスも現道も距離にはほとんど差が無いように見えるのですが、このアングルだとなんとなく現道のほうが距離が短そうな感じがしてしまうのでしょうか。

現道との合流点から、国道 322 号バイパスは片側 2 車線となります。すばら!

金辺峠(きべ──)

国道 322 号の旧道は、もともと「金辺峠」を短いトンネルで抜けていたものを、国道 322 号バイパスは「新金辺隧道」で一気に抜けるように改良されました。その後、国道 322 号バイパスを拡幅するにあたって西側に更に長い「第二金辺トンネル」を掘削しました。

トンネルの掘削は工事費が高くつくだけに、トンネルだけ対面交通にしてしまうケースが多い中、トンネルの出口まで片側 2 車線にするというのはなかなかの英断のような気が……。

「第二金辺トンネル」を抜けて、北九州市小倉南区に入りました。「新金辺隧道」に向かう南行き車線とも再合流です。

旧・金辺峠は国道の指定を外れたようですが、金辺峠の北側から小倉南 IC の手前あたりまでは、旧道も国道として残されています。この案内標識の書きっぷりだと、もう国道じゃないように見えますが……。奥に見える山も石灰岩質のもので、河原町で見たのと同様に、山が真っ平らに削られている部分があります(規模はこっちのほうが大きい)。

小倉南 IC

新道寺の手前あたりまで戻ってきました。右折するとカルスト地形として知られる「平尾台」に行けるようです。

国道 322 号は「石原町」のあたりまでは日田彦山線と並行していましたが、ここから小倉までのルートは日田彦山線が東側の志井経由、国道が西側の徳力経由です。全て立体交差だったのであまり意識することはありませんでしたが、日田彦山線とはここで一旦お別れです。

前方に九州自動車道の高架が見えてきました。小倉南 IC のすぐ近くまでやってきたことになります。

九州自動車道の高架をくぐってから 500 m ほど進んだところで、再び高架が見えてきました。今度は小倉南 IC のランプウェイですね。

市街地に入ってきました。バスが見えますが、これが西鉄バスの新しいカラーリングでしょうか。これまでのカラーリングに慣れ親しんでいるだけに若干違和感もありますが、ここ数年の間に入れ替えが進むのでしょうね。

桜橋

北九州モノレールの「徳力嵐山口駅」の近くまで戻ってきました。紫川にかかる「桜橋」は上下線で別々になっています。道路を拡幅する際に、既存の橋をそのまま流用して新たに橋を追加したようですが、上下線の間に余裕をもたせたのは、もしかしたらモノレールの建設の可能性を考慮してのことだったのでしょうか。

橋を渡ると、前方にモノレールの線路が見えてきました。小倉駅からほぼ一直線に南下してきたモノレールですが、この先の「徳力嵐山口駅」で東に向きを変えて、終点の「企救丘駅」に向かいます。企救丘駅のあたりは、朝、フェリーから下船した後に通っていますね(かなり暗かったのでほとんど写真はありませんが)。

徳力に戻ってきたのは朝の 9 時過ぎで、外気温は 3 ℃ のままでした。ここまでは往路で走った道をそのまま引き返した形になりましたが、ようやくここから未踏の道に入ります。

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