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夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (15)「天売島一周・市街地編」

道道 548 号「天売島線」をレンタル自転車で一周します。天売島は、港湾以外の建造物はほぼ台地の上にあります。もちろん集落も海抜 15~20 m のあたりにあるため、津波などへの耐性は割とありそうな立地でしょうか。

北海道仕様の鳥居が見えます(積雪を最小限にするための構造ではないかと思っていますが、実際はどうなのでしょう)。「厳島神社」の参道のようです。

北海道天売高等学校(町立)

島の最東端「太郎兵衛崎」のあたりで道道はほぼ 90 度右に向きを変えます。これまで南南東に向かっていたのが西南西に向かう感じでしょうか。道道の左右にはずっと民家が立ち並んでいるのですが、右側に「北海道天売高等学校」の案内が見えました。

あれ、どこに高校があるのだろう……と思ったのですが、どうやら向こうに見える水色の屋根の建物が高校のようです。グラウンドなどの存在は確認できないので、もしかしたら小中学校のものを使用しているのでしょうか。

焼尻高校は昭和 52 年に天売高校に統合されたとのことで、焼尻・天売では今は天売にしか高校が無いようです。

天売小中学校

道道 548 号は西南西から南西に向きを変えます。引き続き左右には家々が立ち並んでいますが、天売島の民家は港に近い北東部と、日当たりが良く比較的平坦な南東側に集中しています。学校や町役場支所、診療所などの施設も殆どが南東側にあります。

右手に学校が見えてきました。この立派な建物は……

「天売小学校」と「天売中学校」の文字が並んでいます。「天売小中学校」ということになりますね。

道道の脇には、「祝天売小学校開校 120 周年」の文字の下に「天売小中学校愛唱歌」の歌詞が記されていました。そう言えば「小中学校」の場合、校歌はひとつなんでしょうか。また、この「愛唱歌」と「校歌」の関係はあるのでしょうか……?

天売郵便局

小中学校の眼の前に「天売郵便局」がありました。銀行を見かけた記憶が無いので(あとコンビニも)、島で唯一の金融機関ということになるのでしょうか。島で唯一の金融機関だからこそ、採算に左右される民間企業ではなく、公的機関として残すべきだったと思うのですが……。誰ですか郵便局を民営化してしまったのは。

交通量は決して多くない道道 548 号ですが、センターラインのある快適な道が続いていました。しかしそれもここまでのようです。

島ならではの再利用?

郵便局を過ぎたあたりから、道路の左右の民家の数が随分とまばらになってきました。そして、民家の代わりにこんなものがあったのですが……。これ、船の操縦室の部分に見えるのですが、物置の代わりでしょうか? あるいはもしかして検問所だったりして……?

鳥居(寒冷地仕様

道路の右側に、またしても鳥居が見えてきました。道内では珍しい、本州風?の鳥居です(積雪を防ぐために工夫はしているようですが)。「三吉神社」の鳥居とのこと。

天売島市街地の最南端である相影(あいかげ)にやってきました。ここに来て、ようやく海がちゃんと見えたような気がします。

海沿いの道道を一周している筈ですが、なんだかんだで海岸線から 100~150 m ほど内陸側を通っていたこともあり、道道からはほとんど海が見えない状態でした(建物からは普通に見えていたと思いますが)。

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