「名寄公園」から道道 538 号と道道 798 号で西に向かって、国道 40 号まで戻ってきました。左折して、旭川方面に向かいます。
毎度おなじみの国道 40 号の景色です。
「名寄美深道路」の起点である名寄 IC は、実は名寄の市街地の南側にあります。「名寄南 IC」にしても良さそうな場所ですが、現在は「名寄 IC」のようです。
なお、2019 年現在も、「名寄美深道路」の名寄 IC から南に向かうことはできません(高規格道路が未開通のため)。
リバーシブルな雪質日本一
さて、国道 40 号の左側に「宅急便」の看板がありますが、その後ろに青い看板が隠れていました。
隠れていたのは、こちらの看板です。「雪質日本一」という、思わず「そう来たか……」と言わしめる名コピーです。
ただ、このブルーの「雪質日本一」の看板、裏側は赤い看板だったのでした。おそらく最初からそうなんでしょうけど、ずっと「青い看板」だと思いこんでいたので、赤い看板を見かけたときは軽くショックを受けたものです(なんで塗り替えた……と勘違いして)。
ちなみに、そんな「雪質日本一」の雪は、名寄ピヤシリスキー場で楽しめる……ということですね?
名寄市の北東側には「名寄ピヤシリスキー場」以外にも「サンピラーパーク」や「なよろ市立天文台 きたすばる」などの施設があり、一年を通して様々なことを楽しめるようになっています。「サンピラーパーク」にはカーリングホールもあるんですよね。
「踏切方向渋滞時 左折禁止」
国道沿いに市街地が広がるのも名寄 IC のあたりまでで、やがて左右に農地が目立つようになります。
かつての風連町域に入ると、道路脇の建物が激減します。すっかり農村っぽい雰囲気になりましたね。
国道 40 号は JR 宗谷線に行く手を阻まれるかのように右にカーブして、宗谷線と並走して西南西に向かいます。運の悪いことに、踏切脇の赤信号に引っかかってしまったのですが……
信号機の脇になにか書いてあるのですが、「踏切方向渋滞時 左折禁止」とあります。この手の交差点の場合、左折車線を別途設けるなどして踏切渋滞を避ける場合が多いのですが、この交叉点には左折車線はありません(土地はあるっぽいので、整備すればいいような気もしますが)。
左折がダメなら、直進して踏切に向かえばいいや……と思いたくもなりますが、ちゃんと「踏切方向渋滞時 直進禁止」と出ていました。宗谷線には特急も走っているので、そこそこ踏切に引っかかるケースもありそうな気がするんですけどね。
「風連町」は「名寄市」へ
かつての風連町の中心部が近づいてきました。森に面したガソリンスタンドは印象深い景色ですが、そういえば左の森がなんのためにあるのかを気にしたことがありませんでした。これ、JR 宗谷線の防風・防雪林だったんですね。見事に茂っているので全然気づかなかったです。
風連町は 2006 年に名寄市に合併されました(「合併特例区」という扱いだそうです)。ガソリンスタンドの脇に、その事実を如実に示すものが存在していました。風連町は……もう名寄市になってしまったのですね。
ずっと JR 宗谷線と並走していた国道 40 号ですが、風連駅の手前で鉄道から 100 m ほど離れます。
古い地図で確認したところ、線路に沿って国道 40 号が建設される前から、線路から 100 m ほど離れたところに並行する道路があったようでした。古くからのメインストリートが、国道に転用されたっぽい感じですね。
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