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冬の愛媛・大分フェリー旅 2020 (27) 「『瀬戸町』の今」

逆光の手前に案内板が……うわわ、これは全く読み取れないですね(汗)。

大きさ的に「瀬戸町」とかだったらどうしようかと思ったのですが、実際は単なる道の駅の案内だったみたいです。

瀬戸トンネル(543 m)

このトンネルは「瀬戸トンネル」という名前です。長さは 543 m ……で良かったでしょうか。
かつての伊方町と、これまたかつての瀬戸町の境界には、標高 302.9 m の「石神山」という山が聳えています。国道 197 号は海抜 166 m あたりを通っているので、さすがに「石神山」はトンネルで抜けています。

 


全体的に直線基調の構造ですが、南側(出口側)がわずかにカーブしています。

「瀬戸町」の今

トンネルを抜けた先が旧・瀬戸町だそうですが、まぁ 2005 年に合併して 15 年も経っていますからね……

……え?(汗)

2005 年 4 月に新・伊方町と合併して消滅した筈の「瀬戸町」の案内が、限りなく完璧な形で残っていました。越智郡菊間町にも「菊間町」の案内が残っていましたが、物持ちがいいと言うのか、こだわりが無いというのか……。こういう鷹揚な(?)対応は好感が持てますね。

海は広いな一瞬だな

トンネルを出てすぐのところに「佐田岬メロディーライン」の案内が出ていたのですが、これは酷い……。QuickTime の動画から JPEG を起こしているのですが、明らかにビットレートが不足しちゃってますね……。

どうやらこのあたりも「佐田岬メロディー道路」として特殊舗装がなされているようで、ここからはロードノイズが「うみ」を奏でてくれるのだとか。

ものの 10 秒ほどで「佐田岬メロディー道路 終わり」の案内が見えてきました。……まぁ「うみ」は決して長い曲ではないので、一瞬で終わるのも当然だったかもしれません。

道の駅 瀬戸農業公園

国道 197 号は再び北側斜面に沿ったルートに入りました。またしても「佐田岬メロディー道路」の案内が見えますが、なんと「400 m 先で U ターンしろ」とのこと(汗)。どんだけ「メロディー道路」推しなんですか……(汗)。

その「ユータン場所™」として指定されたのが、どうやら「道の駅 瀬戸農業公園」らしいのですが……

まるで高速道路の PA のような駐車場ですね。比較的ハイスピードで駐車場に入ることができるのは賛否両論ありそうですが、本線で追突する事故は少なくできそうでしょうか。難点としては駐車場にハイスピードの車がそのまま突っ込んでくるというところで……。

それはさておき、道の駅「瀬戸農業公園」というネーミング、個人的にはかなりお気に入りです。よく分からない外来語を無理やりカタカナにするのではなく、直球で「農業公園」って素敵だと思いませんか?

堀切大橋

左折すると愛媛県道 254 号「三机港線」で三机(みつくえ)・塩成(しおなし)方面に向かうことができます。三机は旧・瀬戸町役場のあったところで、北側の伊予灘沿いです。一方で塩成は南側の宇和海沿いなので、本来は三机とは逆方向なんですが……。

国道 197 号は、この先の谷を「堀切大橋」で一気に渡ります。「堀切大橋」の下は川ではなく、県道 254 号の「堀切峠」が通っています。峠を横切る形で橋がかかっているというのは「スカイライン」的構造ならではですね。

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