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春の新日本海フェリー「すいせん」スイートルーム "Avignone" 乗船記(魅惑のバスルーム編)

新日本海フェリーの「すいせん」(と同型船の「すずらん」)には「スイートルーム」が 2 室と「ジュニアスイート」が 2 室用意されています。どちらも朝・昼・晩に「グリル」での食事が付帯するなどの点では違いはありませんが、部屋の専有面積に違いがあるほか、バス・トイレの位置と構造に決定的な違いがあります。

別の言い方をすると、「ジュニアスイート」には無い「スイート」の最大の特徴が「バスルーム」です。「魅惑のバスルーム」と言ったお馬鹿な副題をつけるだけの価値があります!

オーシャンビューのバスルーム!

「ジュニアスイート」のバス・トイレは通路の近くにありますが、「スイート」のバスルームはなんと海側の、他の部屋ではバルコニーとなっている場所にあります。

夜間だとこんな感じの場所ですが……

昼間はこのように、大きな窓から海を眺めながら入浴することができます。まるで日本海を独り占めしたような気分になれますね!(言い過ぎ

ちなみに窓にはロールカーテンがついているので、どうしても外が気になる方も安心です。

機能面も文句なし

この「オーシャンビューのバスルーム」はバスタブ以外に洗い場も設けられていて、ちゃんと椅子まで用意されているのが嬉しいですね。

しかもシャワーヘッドと蛇口を兼ね備えた水栓が 2 セットも用意されています。

この浴槽、さすがに追い焚きはできないので、湯張りは水栓から湯を落として行います(そのために水栓が 2 セットあるんですね)。

サーモスタット混合水栓なので水温調整と水量調整を独立して行えるのが嬉しいですね。

ボディーソープとリンスインシャンプーはボトルでの提供です。メーカーのロゴ入りなので品質面も期待できそうですね。

大海原でのんびり入浴を

浴槽のサイズは大きすぎず小さすぎず、ちょうどいいサイズでしょうか。ちゃんと手すりがついているのも嬉しいですね。

湯を張るとこんな感じに。この写真だと浴槽が大きく見えますね。

浴槽には湯があふれるのを防ぐ穴が設けられているのですが、意外と低い位置にあるので、浴槽をお湯で満たすことはできません(足の裏で塞げば何とかなったりして)。

湯船にたまる湯の量を少なくしているのは、真水の使用量を抑える意図もあるかもしれませんが、それ以上に船舶ならではの横揺れによる湯はねを防ぎたいのでしょうね。バスルームと洗面所の間はバリアフリー構造で段差が無いので、洗い場側に湯があふれると洗面所の床も水浸しになってしまいますので……。

湯船の排水栓はワンプッシュで動かせるタイプのものです。足腰にかかる負担が少ないのは良いですね。

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