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太平洋フェリー「いしかり」スイート乗船記(お部屋編)

「いしかり」の 6 甲板左側最前部にある「スイート」にやってきました。ドアを開けて右(船首方向)を見ると……おおおっ。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、各種サービスの実施状況や運用形態が現在と異なる可能性があります。

丸テーブルとチェアがあり、その横にはベッドとしても使えそうな長いソファーがあります。この手のソファーは気分転換に良いんですよね。

船長からのメッセージ

丸テーブルの上にはメッセージが置かれていますが……

メッセージには "Welcome Aboard" と「ようこそ!『いしかり』へ」の文字が。

反対側には「太平洋フェリー」の社旗のイラストが描かれています。

中には「いしかり」船長からのメッセージが。川尻船長のサイン、格好いいですね!

名古屋市港区空見町の街並み

ロングソファの後ろのカーテンを開けると……そこには名古屋市港区空見町の街並みが!(出港前だからね

右側にはバウバイザー(乗船時に使用したバウランプのドア)も見えます。

前面の窓は空気抵抗を減らすべく斜めに傾斜しているので、頭上のクリアランスを確保できない部分は「空き地」のようになっています。この「空き地」、要はデッドスペースなんですが、「ここには座らないで下さい」のプレートが置かれていました。向きが謎ですが……。

ちなみにこちらの窓ですが、「夜間は航海にさしつかえますのでカーテンを開けないでください。」という警告も貼られていました。部屋の光がブリッジの視界の妨げになる……と言うことなのでしょうね。いくらレーダーがあるとは言っても、階下からの光が妙な形で窓に反射して、その都度非実在を確認するというストレスも相当なものでしょうし……。

ルネッサ~ンス!

「いしかり」(および兄弟船の「きそ」)のスイートは、いわば 6 甲板の「角地」に位置するので、部屋の隅も面取りされたような形をしています。コーナーにはデスクが置かれていて、壁にはテレビと鏡がセットされています。

デスクには電源コンセントもあるので、ノート PC を開くのに良さそうです。

デスクの右側には冷蔵庫が置かれています(完全に覆われているので見えませんが)。冷蔵庫の横にはガラスコップやワイングラスが置かれているので、船内で手軽に髭男爵ごっこを楽しむこともできます。

名古屋市港区空見町の街並み、再び

デスクの左側にはベッドが置かれています。サイズはセミダブル相当でしょうか?

海外のホテルなんかだと、ベッドの床面が異様に高かったりすることもありますが、このベッドの床面はごく一般的な高さです。

ベッドの横には左舷に面した窓があります。窓の向こうには名古屋港フェリーターミナルに置かれた大量のトレーラーの姿が!(もういい

ベッド横の窓枠も、いかにもフェリーらしくかなり奥行きのあるものです。この窓枠も「ここには座らないで下さい」とのことです。

船室はプライベートスペースですが、はしゃぎ過ぎないようにしないといけませんね。「ルネッサ~ンス!」ごっこは程々にしておくのが吉です。

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