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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (104) 「シカ用の歩道橋?」

浜中茶内から 1.6 km ほど南西に進んで厚岸町に入りました。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

町境は何の変哲もない防風林のように見えますが、一応、分水嶺の近く……のようです。浜中町側は風蓮川水系で風蓮湖に注ぎ、厚岸町側は別寒辺牛川水系で厚岸湖に注ぐので、結構大きな違いなんですが……。

そう言えば浜中町は「釧路総合振興局」エリアなんですよね。水系で考えると根室振興局でも良さそうな感じですが、根室よりも厚岸のほうが結びつきが強い……ということでしょうか。

御一行様

糸魚沢橋」で「チライカリベツ川」を渡ります。「チライ」は「イトウ」のことで、「イトウ」のことを「イト魚」と書く流儀があったことに由来するネーミングなんでしたっけ。

この日は車が少なくて走りやすいなぁ……と思っていたのですが、なんと!

いやー、なかなか強烈なものを見てしまいましたね(汗)。対向車線で良かった……というのが正直な気持ちかも。ただ、追い越しできる場所はいくらでもありそうな気もするのですが……?

色気のない遮断機

釧路(市)まで 61 km、厚岸の中心部まで 15 km となりました。引き続き気を引き締めて、安全運転で参りましょう。

ゲート(交通遮断機)が見えてきました。トーンカーブを補正しても色味が復活しないなぁ……と思ったのですが、

もともと灰色と白のツートンだったということでしょうか。そりゃあ色味が感じられない筈です(汗)。

シカ用の歩道橋?

糸魚沢の集落に入りました。かつて JR 根室本線花咲線)の「糸魚沢駅」のあったあたりです。画角が僅かに足り無かったので、左側を AI による生成塗りつぶしで補完しています。

集落を抜けた先にはこんなトンネル?が。トンネルと言うよりはアーチ型のプレキャストコンクリートの上に土を被せただけのようにも見えますが、これは一体……? もしかして、シカの横断用とか……?

謎の土手

別寒辺牛湿原にやってきました。厚岸の市街地まであと 10 km です。

ところで、左側の砂利でできた土手のようなものは何なんでしょう?

おそらくこの辺だと思うのですが、2014 年 6 月時点では工事中だったようです。また不思議なことに海側(左側)の電柱と電線が見当たらないのですが、電線を左側の土手の中に埋めた……とかでしょうか。

左側の土手は、だいたい高さ 1 m くらいに見えます。防潮堤としての役割も期待されているのかな……と思ったのですが、砂利だと水を通してしまいますよね。もしかしてロックフィルダムのような構造なんでしょうか。

これぞ別寒辺牛!

右側に見える建物(切れちゃってますが)は「厚岸水鳥観察館」とのこと。道路側に看板も立っていますが、「日本野鳥の会 渡邊野鳥保護区 大別川」と書いてあるようです。

別寒辺牛川とその湿原のすぐ近くまでやってきました。これぞ別寒辺牛!という景色ですね。よく見ると JR 根室本線花咲線)の線路も見えます。

根室本線はこの先も厚岸湖沿いの絶景を楽しめるのですが、国道 44 号はあっさり内陸側に入ってしまいます。厚岸の中心部まであと 5 km ですが、見事に 5 km 単位で刻んでいますね。

このあたりの国道 44 号には「シカ注意」のペイントが至るところに見られます。

あらこんなところにコンキリエ

あれ、こんなところに「コンキリエ」の看板が。左折すると「コンキリエ」のある道の駅「厚岸グルメパーク」に行けるんですね。裏道のようにも思えますが、こうやって案内があるということは正規ルートということ……?

高台の交叉点で「厚岸大橋」からやってきた道道 123 号「別海厚岸線」と接続します。道の駅「厚岸グルメパーク」は道道 123 号沿いの高台にあるので、ここを左折するのが正規ルートかと思っていました。

厚岸の道の駅は、国道沿いではないというのが集客の足を引っ張りそうにも思えますが、実際には人気も集客も上々ですよね(実は厚岸駅からも近いですし、絶妙な立地なのかも)。牡蠣が美味しいのももちろんですが、やはり映像素材の兄ちゃん PR 活動が功を奏しているということなんでしょうか。

ウェミダー!

高台の交叉点を抜けると、前方には厚岸湾が! ウェミダー!またか

【おことわり】本記事内の写真は以下の目的のために Adobe Firefly の生成 AI による生成塗りつぶしを使用しているものがあります:周辺部の拡張(別途記載)

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