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アスモ前はアスモ前であり、それ以外の何物でもない

しゃららーら♪

駅ナカに歯科がある「知波田駅」を過ぎると、終点の「新所原駅」まで、もう少しです。比較的最近になって新設された「大森駅」を過ぎると、次は「アスモ前」駅です。

なんだかホームでロボットが出迎えてくれそうな名前ですが、決してそんなことは無くて(だって一文字違うし)。どんな所かと言いますと……。

Wikimedia Commons より借用。この作品の著作権者である「駿遠線」氏は、この作品を以下のライセンスで提供しています。:
クリエイティブ・コモンズ 表示 3.0 非移植ライセンス)

そう、この「アスモ前」駅、駅前広場はおろか付近に道路すらありません。車で乗り付けることは不可能な、一種の「秘境駅」とも言える存在だったのでした。

アスモ前アスモ前であり、それ以外の何物でもない

地図もつけておきましょう。

はい。確かに「アスモ前」で、それ以外の何物でもありません。特筆すべきは、この駅の出口はアスモ株式会社の敷地に直結していて、ほかには何処へも行けない構造になっている……ようなのです。つまり、まさに「アスモ前」であり、それ以外の何物でもないわけで……(← 繰り返し)。

営団……じゃなくて東京メトロの銀座線に「三越前」という駅がありますが、これはある意味「ネーミングライツ売却」の嚆矢となったケースだと言えるかと思います(実際には建設資金も三越が全額負担したらしいですが)。しかし、アスモ前駅の構造を見る限り、仮にアスモ株式会社側の負担がゼロだったとしても、「アスモ前」以外のネーミングは考えられないよなぁ、などと考えてしまいます。

当然(?)、アスモ前では乗降客の姿も無く、列車は終点の「新所原駅」に到着します。途中、天竜二俣で 5 分停車し、金指で 10 分ほど停車した(ダイヤ通り)のもあり、掛川からの所要時間は 2 時間と 11 分ほど。まぁ、疲れなかったと言ったらウソになるかも知れませんが、なかなか楽しい旅でした。たまにはこんな、ローカル線でのんびりと移動するのも良いものです。

おまけ

新所原静岡県湖西市ですが、二駅先の豊橋駅は愛知県です。愛知県と言えば八丁味噌、ということで……

豊橋駅売店で買った「味噌カツサンド」です。今頃気づいたのですが、カメラの向こうに立っていたお兄さんと目線が合っていたようなので、モザイク処理を入れておきました。

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