さてさて。「コㇿポックㇽの家」を見たあとは、ちゃんとした(←)展示を見ていきましょう。
こちらは「プ」("pu" ?)と呼ばれる高床式倉庫です。「高床式倉庫」と言うと、なんだか弥生人の専売特許のようにも思えますが、然に非ず、ということですね。
プは貯蔵用の足高倉で、通気性を考えて足を高くしており、屋根も壁もかやで床は丸太を並べて作りました。またネズミの侵入を防ぐために倉にのぼるはしごも使うときだけ立てかけ、柱にもエルㇺホシピレㇷ゚(ねずみ返し)として、板や木の皮をかぶせました。プに使うはしごはニカㇻと言い、太い丸太に段を刻みつけたものです。
(二風谷アイヌ資料館 復元家屋「プ」案内板の文章より引用)
もう少しちゃんと文字が読めるように撮影しておくべきでした……。
「神座の窓」と「濁り水を捨てる窓」
続いてはこちら。
えーと、これが標準的なサイズの「チセ」(復元家屋)でしょうか。
入り口から中を見たところです。奥に見えるのが「ロルンプヤㇽ」(rorun-puyar =「神座の窓」)のようです。
反対側に回って、その「ロルンプヤㇽ」から入り口を覗いたものです。ちなみに、この「『神座の窓』からチセの中を覗き込む行為」は、大変不敬な行為なのだそうです(汗)。
こちらは、先ほどの「チセ」よりちょいと大きいようです。「ポロチセ」(大きい・家)でしょうか。
このチセには入れないので、窓から中を覗くだけなのですが……。ちなみに、南側の窓のうち、入り口に近い側の窓のことを「ヌㇷ゚キクタプヤㇽ」(nupki-kuta-puyar =「濁り水を捨てる窓」)または「ポンプヤㇽ」(pon-puyar =「小窓」)と呼ぶのですが、その窓から覗き込んだ写真となります。
宮内さん発見(←
ちなみにこの「宮内伊予柑」は、松山市の宮内義正さんが発見者なのだそうです(だからどうした)。
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