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道東の旅 2013/春 (213) 「北見相生駅跡」

津別町営バス・相生駅

道の駅の駐車場からぐるっと回って、北見相生駅の駅舎にやってきました。

国鉄相生線・北見相生駅の跡……という認識だったのですが、現在は「津別町営バス」の「相生駅」として使われているのですね。

もともとは別の事業者が国鉄相生線の転換バスを走らせていて、それを津別町が引き継いだのかな? と思ったのですが、どうやら最初から津別町営バスが転換バスを走らせていたようですね。ただ、「津別町営バス」は 2012 年 10 月 1 日付けで既に事業廃止されていたとのことで、つまりは「津別町営バス」の「相生駅」としても、既に廃止済みだったようです。

というわけで、この駅名標もいつか失われるかも知れないということになりそうです。入口の扉の横にはレトロな感じのする郵便ポストが。

これ、今でも現役なんでしょうかね?

懐かしの町営バス

駅舎の中は綺麗に掃き清められていました。綺麗に保たれているのは嬉しい限りですよね。

町営バスの時刻表が掲示されていました。一日 7 往復で、そのうち 4 往復は北見まで直通していたのですね。国鉄相生線は美幌を経由して北見に向かっていましたが、津別町営バスは津別から直接北見に向かっていたみたいです。そのため、国鉄時代は北見まで 2 時間以上かかっていたのが、バスでの所要時間は 1 時間 30 分ほどになるという逆転現象が生じていました。

そして国鉄相生線

横には国鉄時代の時刻表も掲示されていました。ただしこれは北見相生駅のものではなく、活汲(かっくみ)駅のものだったようです。

同じく活汲駅で使われていた旅客運賃表です。

本岐駅で使われていた旅客運賃表は、長距離にも対応したものですね。大阪市内に行くよりも名古屋市内に行くほうが高かったんですね(名古屋は東京経由だったのでしょうか)。

本岐駅の発車時刻表もありました。一日一往復だけですが、遠軽行きもあったのですね。

旅客運賃、普通運賃?

北見相生駅で使われていた普通運賃表もありました。こちらは道内の主要駅に特化した運賃表のようですね。「夕張線」と「石勝線」がそれぞれ分かれて書かれているのが面白いです(本来は石勝線ができた時点で、夕張線は石勝線の支線になっていた筈なので)。

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