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夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (22)「天売島一周・観音崎園地編」

レンタサイクルで道道 548 号「天売島線」を一周します。「海鳥観察舎」のある「千鳥ケ浦園地」を後にして、北東方向に向かいます。既に島内最高地点を通り過ぎたので、ここから先は下り坂が増える筈なのですが……

あっ、やはり「下り坂 スピード注意!!」の看板が出てきましたね。オロロン鳥のイラストと言い、まるで阪急電車のようなベースカラーと言い、なかなか良くできたものですね。一番下に島のシルエットと一緒に「天売島」「TEURI ISLAND」の文字が並んでいるのもポイント高いです。

ただ、この先は再び上り坂になっているような気もするのですが……。

稜線上のホライゾン

道道 548 号は、東側では標高 15~20 m ほどのところを通っていますが、西側では山の稜線上を通っているので標高も高く、それなりにアップダウンもあります。

稜線が西側にあるため、西海岸に近いところながら、東側にある焼尻島を望むこともできます。実は「千鳥ヶ浦園地」の駐車場からも焼尻島が見えていたんですよね。

緩やかなアップダウンを繰り返しながら、8 km 地点にやってきました。道道 548 号の総延長は 9.858 km とのことですから、残りあと僅か……です。

観音崎園地

道道 548 号沿いの最後の見どころかもしれない「観音崎園地」の看板が見えてきました。「下り坂 スピード注意」と同じくマルーン基調の看板ですが、今から思えばこれは意図的なコーディネートだったっぽいですね。コーディネートは(以下略

ちなみに、羽幌沿海フェリーの「さんらいなぁ 2」や沿岸バスのラッピングバスでおなじみの「観音崎らいな」嬢は、この「観音崎」(かんのんざき)に由来するようですね。

なぜ「観音崎」なんだろう……と思わないでもないのですが、地形図を見てみると最北端は「ゴメ岬」ですし、最東端は「太郎兵衛岬」でした。「ゴメ岬らいな」は結構なインパクトがありますし、「太郎兵衛岬らいな」だと漫才コンビを間違えられそうなので、消去法もやむなしだったのかもしれません(汗)。

稜線上をゆく

さて、「千鳥ケ浦園地」と同様に、「観音崎園地」に向かうにも脇道に入る必要があります。道道 548 号の本線はこの先下り坂ですが、道道が稜線をトレースするのはこの交叉点までで、ここから先は左手に見える(観音崎園地に向かう)脇道が稜線上を通ることになります。

脇道を 150 m ほど進んだところに駐車場がありました。ここも稜線上なのでとても眺めの良いところです。

この先も遊歩道が続きますが、車止めがあるので、ここから先は徒歩です。

展望台へ

遊歩道にはブロックが敷設されていますが、雑草の勢いもかなり旺盛なようです。

駐車場から歩くこと 2 分ほどで、観音崎の展望台に到着しました。

展望台の柵にはこんな警告?が……。

肝心の展望台からの眺めですが、主に西から南西方向を見渡すことができます。天売の海岸線のもっとも険しい部分が一望できる感じでしょうか。

そして、随分と向こうに見える稜線上に、千鳥ケ浦園地の「海鳥観察舎」が見える筈なのですが……。中央に見えるあれでしょうか?(どれ?

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