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きょうの出来事(2019/8/3)

Day 8 の朝です。苫小牧発、仙台……じゃなくて八戸行きのシルバーフェリー「シルバーティアラ」は、定刻通りに八戸港フェリーターミナルに到着しました。車両甲板出口のゲートがまさに降りようとしているところです(待機中の車内より撮影)。

八戸に上陸して、まず真っ先にコンビニに向かいました。入手したのは、おそらく青森と近県でしか入手できないであろう「イギリストースト」です。

尻屋崎へ

八戸からは太平洋沿いをひたすら北上して「尻屋崎」へ。岬の灯台の手前にはなぜか遮断機がありました。神威岬での悲劇の再現が懸念されましたが、幸い、遮断機は自動的に上がってくれました(メインゲートのオープン時間は 7:00~17:00 の間で、このゲートは裏道のものなので 8:40~15:45 の間しか開かないようです)。

真っ白な姿が凛々しい「尻屋埼灯台」が見えてきました。

灯台の周辺は家畜(寒立馬・牛)の放牧場になっているとのことで……

確かにまわりは馬だらけでした。

レンガ積みの尻屋埼灯台

灯台への歩道はとてもきれいに整備されています。そして手前に小屋が見えます。

実はこの小屋には、灯台を見学する人から「寄付金」を徴収する係の人が詰めています。「基準として大人 200 円」とあったので、素直に 200 円を払います。

灯台の手前には謎のレンガ積みが。実はこの「尻屋埼灯台」、レンガ積みで建設されていたのでした。

真っ白なので全然「レンガ積み」の雰囲気はありませんが、改めて近くで見てみると、言われてみればレンガの隙間に合う形で溝ができているような気も……。

1876 年 10 月 20 日 点灯開始

「尻屋埼灯台」はイギリス人技師の指導で 1876 年に完成しました。入り口の上の銘板にも Illuminated 20th Oct. 1876 の文字が踊ります。

灯台の中には螺旋階段がありますが、人ひとりがやっと通れるくらいの狭いものです。階段の段数は 128 段とのこと(ただ諸説あります)。

128 段(異説もあります)の階段を登り切ると、実際に灯火を発する装置(だと思う)を見ることができます。すぐ下にはドアもあり、風が穏やかな日はドアから外に出ることもできるとのこと。そんな日はそれほど無さそうな気もしますけどね。

「尻屋埼灯台」は、実は海側から見たほうが、明り取り窓の造形なども楽しめてお買い得です。

生ウニ丼!

この先の行程を考えて、ちょっと早めにお昼ごはんも頂いてしまいました。

日本中央の碑歴史公園

尻屋崎から野辺地経由で南に向かっていたところ、気になるスポットを見つけてしまいました。「日本中央の碑歴史公園」とあります。

「日本中央の碑」という、その歴史的価値が判然としない謎の異物がある……というのは知っていましたが、まさかこんな立派な「保存館」があったとは。中にはまるでご神体のように「日本中央の碑」が展示してありました(これ、実際の出土品ですよね? イミテーションじゃないですよね?)。

この碑のどこに「日本中央」と記してあるか……という話ですが、撮影した写真の陰影を強調してみました。釘かなにかで適当に文字を刻んだだけのようにも思えてしまいますが……。

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