Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

冬の愛媛・大分フェリー旅 2020 (45) 「ハイカラな町並み(HAIKARA-Streets)」

八幡浜市に戻ってきました。すんなりと戻ってきた感もありますが、佐田岬灯台駐車場を出発して既に 50 分ほどが経過していました。

市町村境は分水嶺に引くケースが鉄板ですが、伊方町八幡浜市(旧・保内町)の境界はなぜか坂道の途中にあります。すぐ先に「大峠トンネル」があるので、そこを境界にすれば良さそうなものですが、八幡浜市保内町宮内鼓尾(──つづみお)地区だけ、なぜか山向こうの保内町を選んだということなんでしょうか。

大峠トンネル(全長 1,081 m)の出口が見えてきました。

イカラな町並み(HAIKARA-Streets)

トンネルを抜けると、道路脇にこんなオブジェが立っていました。上から「平家谷公園」「神越コミュニティ公園」「ハイカラな町並み」そして「琴平公園」と読めます。「神越コミュニティ公園」は Minokoshi Community Park らしく、また「ハイカラな町並み」は HAIKARA-Streets とのこと。

みかんを模したと思しき上部が真っ白なのが気になる所ですが、ありそうな話としては「保内町」と書いてあった……とかでしょうか。愛媛の自治体は鷹揚なところが多いのか、ここも「保内町宮内」の文字が健在のようです(現在は「八幡浜市保内町宮内」)。

300 m ほど先で、伊予灘側からやってきた国道 378 号と合流です。

宮内村・川之石町・喜須來村

旧・保内町の中心部に戻ってきました。保内町が成立する前はこのあたりは「宮内村」で、前方に見える山の左側に「喜須來村」が、そして山の手前の海側に「川之石町」があったとのこと(港は今でも「川之石港」という名前のようですね)。この盆地の市街地はほぼ一体化されていますが、かつては三つの町村に分かれていたというのも驚きです。

このまま直進して「大洲・八幡浜自動車道」の一角を形成する「名坂道路」を抜けるのが最速だと思われますが、カーナビは何故か右折して川之石を経由するよう指示してきました。最速ルートでは無いような気がしますが、少なくとも目的地には辿り着けそうなので、数分のロスで済むなら問題ありません。

対向車の通過をしっかりと待ってから右折します。

県道 249 号「八幡浜保内線」

愛媛県道 249 号「八幡浜保内線」に入りました。この道が川之石地区のメイン道路かと思ったのですが、宮内川の西を通る道が昔からのメインストリートだったみたいですね。直進した先は港湾道路のようで、県道は次の信号を左折です。

左折した後、今度は県道は 90 度右に曲がります。

ようやく海が見えてきました。この入り江が「川之石港」のようですね。

須田トンネル

八幡浜港に面した須田地区に向かう「須田トンネル」に入ります。昔の地図にはこのトンネルは描かれていなかったのですが、比較的新しいトンネルだったりするのでしょうか……?

そう思って見てみると、トンネルの内径も大きいですし歩道もかなり広く見えます。自転車が通ることも想定しているのでしょうか。

トンネルの出口が見えてきました。八幡浜港まであと少しです。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International